8622 形式8620 |
北海道拓殖鉄道鹿追駅跡の公園に保存。
撮影日 2017年9月11日
1928年(昭和3年)開業時に2両新造された唯一の私鉄向け8620で同系式末期の製造。
地方私鉄としては破格とも言える国鉄制式テンダ機導入は路線長50kmを超える計画だったからだろうか。
廃車後長い間倉庫に保管されており、鉄道廃止9年後に保存された。
案内看板の炭水車水槽容量がガロン表示なのが珍しい。
上屋の下で無蓋車とともに保存。手は入れられているようで状態は良好。
トラ塗りの大きなスノープロウが私鉄機らしい。
キャブには両側とも社紋が付いていたようだが、剥された跡が残っている。
ヘッドライト、煙室ハンドルが欠損している。
無蓋車はナンバーは書かれていない。
左裾に 荷重10t 高2.1 自重6.0t と記載されている。
機関車のほかは何も無い広々とした芝生の公園。
公園の裏手には拓殖バスの営業所、場所はかつての駅前広場?
待合室には古いバスの写真を展示、残念ながら鉄道の写真は無かった。
この場所の地図
バスは帯広駅前、新得駅前から拓殖バスで鹿追営業所下車、すぐ裏手。
新得便帯広便ともに土休日は本数半減なので注意。
鹿追町公式ページ
8622履歴
「機関車表 フル・コンプリート版」沖田佑作氏より引用
1928-9 汽車製造大阪工場 製番1024
1929-1-29竣工届
1939-7空気制動機取付
廃車 保管
1977-5保存
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