北陸鉄道ED301・オロ12 6

若桜鉄道隼駅に保存。オロ12は簡易宿泊所ライダーハウスとして営業中。
撮影日 特記以外は2012年5月19日


本線脇の貨物側線跡に設置。



2020年10月24日 車内より撮影


ED301

1954年東洋工機製30t機、北陸鉄道石川総線で使われ、晩年は除雪用となっていた。
2010年に廃車後は北陸鉄道公式Web上で譲渡先の募集を行っていた。
縁あって北陸ロジテクスで整備の上2010年11月に隼駅に保存された。


近代形箱形機で左右非対称の前面扉配置は珍しい。






製造時の台車は戦前製電機式気動車キハニ36450の台車を転用、改造したものだったというが
1994年に西武鉄道発生品に取り替えられた。


マスコンは機関車らしく右手操作。


車内見学には維持管理費用として100円のカンパを呼びかけている。

ED301現役時の様子は
1977年台車履き替え前
2008年現役末期

オロ12 6

JR四国の波動輸送用としてオハ12を改造、内装はカーペット敷きとなりムーンライト高知・松山などに使われた。
まるで模型のフリーランスのような固定窓にグリーンカーマーク、12系ロがあったらこうだったかも知れないともちょっと思った。




運用時には後尾となることもあったようで尾灯を装備。






室内は連絡線桟敷席のようなカーペット仕様。
この設備を生かして簡易宿泊所として使われている。
寝台車利用の列車ホテルにくらべ、開放感があり掃除などのメンテナンスも楽だろうから、
お座敷車両を使ったこういった施設が車両保存をかねてまた増えれば良いと思う。


屋根は搬入以前からサビが出ていた模様、側面はパテで修復をしている。



2020年10月24日 車内より撮影


隼駅

隼駅はスズキの大型二輪「ハヤブサ」オーナーにとって聖地とも言われているという。
この日も撮影中にハヤブサを駆るライダーさんがやってきたので、駅舎の前に停めてもらって撮らせていただいた。


無人駅だが地元の方々がお掃除されていてきれいに維持されている。
ホームには秤や荷物運搬用の台車などもさりげなく置かれている。


駅事務室はバイク、鉄道グッズなどを扱うお店になっている。
左側の14系リクライニングシートも売り物。




八東駅のワフ

八東駅にはワフ35597を保存。
JR貨物が宇都宮貨物ターミナル駅に保管していた貨車コレクションの1両で2011年10月に移設された。



2020年10月24日 車内より撮影


2020年10月24日 車内より撮影

宇都宮貨物ターミナル保管時代
撮影日 2009年9月23日 東北本線車窓から撮影

左のヨ5008は唯一宇都宮貨物ターミナルに残り同駅内に保存された。



隼駅の地図
マップコード125 197 260*66
バス利用の場合は鳥取〜若桜線 西御門下車 徒歩15分ほど。

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