当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。
ここに謹んでご通知申し上げます。

当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、
保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。

蹴上のインクライン

琵琶湖疎水の高低差の大きい水路間で船を運搬するための鋼索線。
一般鉄道とは趣きの異なる施設だが、鉄道の一種であることには違いない。
かつては京津線が行き来した蹴上に車両と遺構が保存されている。
ギュンター・フォン・シュミット様ご提供(注 ハンドルネームです、ドイツの方ではありません)

「琵琶湖疎水とは、京都と滋賀の琵琶湖を結ぶ人口運河のことで1890年に完成しました。 
しかし、疎水建設にあたって36mの高低差が生じました。そこで傾斜鉄道を使って物資を運ぼうと考えたわけです。
さらには、その高低差を利用して日本初の水力発電所が作られました。
その電気でインクラインさらには京都の市電(これも日本初)が運用されました。」



船を載せた「船受枠」と呼ばれる台車。


ゲージが広いこともあり軌道幅からの車体の張り出しはほとんどない。


ゲージはごらんのとおり超広軌、半面線路間隔は狭い。


ケーブルは撤去されている。ゲージはWebで検索したところ計測された方がおり2540mmとのこと。

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