函館港まつり花電車 2010・8

毎年8月上旬の函館みなと祭に彩りを添える花電車。
2010年も8月1日から5日まで運転された。
訪問日の4日は曇り空で9時半ころ一時パラパラと雨が降ったので花電車の午前中の運行は中止に。
オープンな構造ゆえ雨には極端に弱く、午後の運行もあるかどうか心配しながら駒場車庫に向かった。
撮影日 2010年8月4日


車庫の中に電飾だけ見えていたが、予定時刻になって動き出したときはほっとした。


函館ドック製の道産子電車300形を改造した装1〜3が連なって出庫してゆく。


出庫時先頭に立ったのは函館新聞号、ナンバーは確認できなかった。

花電車のナンバーについて「はこだての路面電車」主宰の武田さんよりご回答をいただきました。

「花電車の車体ナンバーですが、表には書かれておりません。
内側にはペンキで車番が1〜3まで書かれていたと思います。外からは見えませんね。

CAC化粧品〜装1号(花1号、旧305、車籍上は302に改番)
函館新聞   〜装2号(花2号、旧306、車籍上は303に改番)
北海道新聞〜装3号(花3号、旧307、車籍上は304に改番)

です。ただ、300型の旧車番305〜307の部分は推定の要素を含んでいます。
詳細については「300型の車番変更」をご覧いただければ幸いです。」



続いて北海道新聞号。


3両目はデザインも色も最も派手なCAC化粧品号。

出庫を見届けてから次に来た函館どつく前行電車に乗車。前を行くピンクの装飾車は500m以上離れていてもよく目についた。


松風町で追いついたところを運転台越しに1枚。
こちらの運転士さんも祭りの赤い半被で乗務。


市役所前を3両続行で進む花電車。


十字街で花電車は谷地頭方面へ。
3両同時に交差点を通過できず、後尾車が電停に取り残されていた。


十字街で下車、宝来町方向へ急ぎ足で移動。
前2両は後尾車が来るまで次の信号で待っていた。


谷地頭から折り返してくる花電車はダイヤ通りならば宝来町と青柳町の間でこの後来るハイカラ号とすれ違う。
それを狙っていたが谷地頭行は遅れていて、ハイカラ號の1本前のらっくる号と青柳町手前ですれ違い。


2両目と3両目が入れ替わって函館山をバックに宝来町へと坂を降りてくる。
ここからまた急ぎ足で花電車を追いかけて宝来町電停を過ぎたところで・・・


なんとか単車4両を同一フレームに入れることに成功。
できることなら花電車を正面から撮りたかったのだが・・・


十字街から今度は函館どつく前に向かうので転線の間に先回り。
街のシンボルとして残された信号搭と一緒に1枚。


港を望むニ十間坂から。


十字街の折り返しではまた順番が変わっていた。


3両目はあやうく被られるところ。


最後はこれも有名な市電撮影ポイント、末広町〜大町の相馬株式会社の洋館をバックに。






末広町電停を通過してゆく花電車を見送って撮影終了。

また来年も元気に走ってほしいものだ。

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