立山黒部アルペンルートの長野側扇沢から関電トンネルで黒四ダムまで運行していたトロリーバス。
2018年を最後に電気バスに置き換えられ、全車解体の予定が富山の解体工場で1両だけ残されていた。
扇沢で保存すべくクラウドファウンディングが行われ2020年9月に移設、整備され11月公開された
撮影日 2021年4月18日
関電トンネルの1964年一般開放以来運行され、1970年代に大都市の路線が廃止後は
日本唯一のトロリーバスとなった。
その後立山トンネルの路線も1996年トロリーバス化された。
扇沢駅と駐車場を挟んで向かいの大町市扇沢総合案内センター1階に保存。
大町では桜も咲き始めていたが扇沢では雪だった。
トロバスラストイヤーのステッカーが貼られている。
公道を走らないためナンバープレートは無い。
車体下部の黒の4本ラインで「黒四」
電力計、電圧系が並ぶ運転席。
2人掛、1人掛シートが並ぶ車内、高所のトンネル内走行のみのため冷房はない。
側面には行先板を持ったマスコットキャラクター「くろにょん」。
後部にはトロバスならではのレトリーバーと側面ステップ。
ポール先端はホイールではなくスライダー式。
館内にはトロバス関連の部品などを展示。
東芝製レトリーバー。
ダイヤにはトロバスの他工事用自動車のスジも入っている。
運転席の前のディスプレイには前面展望ビデオが流れている。
関電トンネル開削を描いた「黒部の太陽」のコーナーには鉱車の縮小模型を展示。
扇沢総合案内センター3階はトロバス保存にあたり関連展示がされている。
トロバス年表とHOサイズの大町から黒四ダムまでのジオラマ、トンネルの青い部分は難工事の破砕帯。
ホールにはトロバスの歴史、現存車発見と保存までのいきさつを掲示。
ディスプレイでは移設〜保存までのビデオが流れている。
館の入口は2階、左側1階にトロバスがちらりと見える。
扇沢駅コンコースには電気バス記念撮影コーナー。黒の4本ラインがトロバスから引き継がれている。
この場所の地図
マップコード691 492 541*85
扇沢総合案内センタートロバス記念館公式サイト
定休日 黒四ダム観光シーズンは無し
冬季(12月〜4月中旬)閉館
開館時間 9〜16時
入館料 無料
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