湧網線計呂地駅跡の計呂地交通公園に保存。
撮影日 2023年9月7日
60系鋼体化客車は戦前標準形オハ35系、戦後製急行用スハ43系などに比べ保存車は少なく
二重窓旅客車は本車が唯一の現存車。
汽水湖のサロマ湖畔ともいえる潮風の影響のある場所だが、
手入れされた直後のようでほれぼれする姿だった。
60系客車のシートは背もたれにモケットは無かったが、本車のようにのちにモケット貼りとなった車両もいた。
網棚は文字通りの糸を編んだもの、曲線が優美な取付具は種車由来のものだろうか。
貫通路渡板に「キケン」の文字。
車体が美しく維持されているだけに形式表記文字が大き目なのが残念。
今でも客室として使われているスハ4517は車体を支える支柱があるが、本車には設置されていなかった。
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