上毛電鉄では生え抜きのデハ101を2008年に全検しイベント等で動態保存している。
大胡の車庫では長年留置されていたデハ104を整備、
2009年になり東急車輛長津田工場の入換用デキ3021、
銚子電鉄デハ101の雨宮板枠台車、東武鉄道クハ701の直角カルダン台車を譲渡、イベント時に公開している。
撮影日 2009年10月18日
上毛電鉄感謝フェア2009と題された車庫公開イベントは子供連れや鉄道ファンで大盛況。
かつての上毛電鉄色の黄色に塗られたデハ104、秋の西日でちょっと赤くなっています。
昭和初期としては広窓の明瞭な車体。
前後で顔が違うのもこの電車の魅力。
整備されパンタも上げた状態で展示されたデキ3021。
腰の2コライトは工事用として増設されたもの、ちょっとドイツの機関車を思わせます。
この日はデハ101は全線を2往復、前橋方には特製の方向板を提示。
桐生方の方向板は少々素っ気無い。
サボも特製の右横書き。
2009年現在、現役で残る数少ない鉄道線営業用吊り掛け車。
お椀形ベンチレーターはこの車だけ?
イベント終了後、電車に押されて移動するデキ3021。
木造の検車庫は指定文化財となっています。
検車庫の工作室、古典的なベルトドライブで各種機械を動かしています。
2009年9月に解体された銚子電鉄デハ101の雨宮板枠台車も縁あってやってきました。
非常に特異な台車ですが、車輪も松葉スポークというとんでもないシロモノ。
こちらも2009年7月に解体されてしまった東武クハ701の履いていたKS-105台車。
汽車会社製直角カルダン第1号の台車です。
東武5700系で走った上毛電鉄直通列車のヘッドマークとあわせて展示。
駅の向かいにはデハ101の大型模型も登場。
小さい車庫ながらも見所たくさんの楽しいイベントでした。
下部に子供用の無料乗車券が付くという太っ腹な案内チラシと記念一日乗車券。
今後の公開、デハ101の運転などは
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