貨物鉄道博物館の保存車

三岐鉄道丹生川駅に設置された貨物鉄道専門の博物館。
今まで車両保存でもあまり顧みられなかった貨車の保存、修復が
ボランティアの手で行われています。

撮影日 記載日以外2006年1月1日


セメントの山藤原岳をバックに、横を三岐鉄道線が走っています。
あいにく元日なので閉館でしたが、展示車両はゆっくりと見ることができました。




東武鉄道で長年貨物列車の先頭に立っていた39号機。
シャープ・スチュワート1898年製造 国鉄形式5650 5654号


この機関車は引退後池袋の昭和鉄道学園に長年保存されていましたが
同校改築工事で行き場を無くして解体の危機に直面、
関係者の努力により無事貨物鉄道博物館に移転、保存されました。


美しい明治の4-4-0が残されたことに感謝したい。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影



2011年7月23日撮影

東武39号(国鉄5654)履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1898 Sharp Stewart 製番4437
納入 日本鉄道211
1906-5-31現在 大宮
1906-11-1買収 国鉄211
1909-10-1改番 5654
1915頃 新津
1922-2-20廃車 新津
1922-2-8譲渡 東武鉄道39
1966廃車
1968-9-23保存 東京交通短大
2002-8-24移転 貨物鉄道博物館
2003-9-15公開開始



ホサ1 青梅鉄道浅野セメントの輸送用に使われた初期のホッパ車。
晩年は福井鉄道でバラスト輸送に使用されていました。


2011年7月23日撮影 リペイントされて表記がこれから入る状態。


2011年7月23日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


タム2920 模型でもおなじみの2軸タンク車。


2011年7月23日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


ワ11 蒲原鉄道で使われていた木造有蓋車。
国鉄から木造有蓋車が消えた後も私鉄ではこのような好ましい貨車が残っていました。


2011年7月23日撮影 修復中。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


タム6263 こちらも2軸タンク車ながら積荷は塩酸専用。
タンク車は用途により多種多様な形式がありました。


2011年7月23日撮影 リペイントされて表記記入待ち。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


ワフ21120 国鉄から西濃鉄道に払い下げられた有蓋緩急車。


2011年7月23日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


ト246 元は名鉄の前身愛知電鉄の車両。
ボランティアスタッフの手によって美しくレストアされました。


2011年7月23日撮影 名鉄時代のレタリングが入れられた。


2021年4月2日撮影


テラ146 鉄製有蓋車テは石灰輸送などに使われました。


2011年7月23日撮影 修復工事中。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


ワ5490 現存する有蓋車の中で恐らく最古参、1908年(明治39年)製。
晩年は近江鉄道に所属。


2011年7月23日撮影 表記も美しく整備された。車内には米俵などが積まれているという。


2021年4月2日撮影 修復工事中


DB101 静岡の巴川製紙所専用線で使われていた協三工業製の10t機関車。


2011年7月23日撮影


2011年7月23日撮影 左右のキャブ窓は少々「タレ目」になっている。


2011年7月23日撮影 反対側はのっぺりとした愛嬌のないお顔。



2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2011年7月23日撮影 2007年8月より公開されたシキ160。


2011年7月23日撮影 全長23m、さすがに大きく広角めいっぱいでなんとか全体を写しこめた。


2011年7月23日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


平べったい車両は帝国陸軍鉄道聯隊の91・97式軽貨車。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


これも所蔵品、コンテナUR4-1


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


貨車移動機アントはシートを被っていました。


博物館と離れた丹生川駅構内に展示されているト15。
瀬戸電〜名鉄で使われた小型無蓋車。


過酸化水素輸送用のアルミ製銀色のタンク車タム8000。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影 タ2001
1936年製タム274を1941年アルコール積みに改造、現存する唯一のレールに乗る戦前製タンク車。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影 鹿島参宮鉄道テワ1
1900年関西鉄道四日市工場製458→鉄道省テワ1009
関東鉄道竜ケ崎構内で倉庫として使用されていた車体を2017年9月に移設、下回り復元も計画されている。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影 ライジングサン石油ア1900タンク
七尾市で油槽として使われていたランク、2020年9月に移設された。
1893〜1898年イギリス・ハーストネルソン社製と言われる明治のタンク体。
こちらも復元工事が計画されている。


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


2021年4月2日撮影


この他に貨物鉄道博物館の所蔵品として
三岐鉄道でセメント輸送に使われたホキ5700が東藤原駅前に保存されています。




ホキ25767


お土産に購入した博物館オリジナルエハガキ。
博物館は閉っていても丹生川駅で買えました。


以下は2021年4月2日撮影

丹生川駅ホームより、DB101が4両の2軸タンク車を従えていた。







本ページ作成にあたり南野様のサイト「三岐鉄道車輌大図鑑」を参考にさせていただきました。

貨物鉄道博物館の公式サイトはこちら

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