モノクロームの残影談話室より
スノープロウと排雪列車

忠賢八高様主宰のサイト「モノクロームの残影」(現在休止中)談話室に書き込みされた
スノープロウとキマロキなどの排雪列車に関する記事を編集しました。
この件に関することやお気づきになったことなど掲示板に書き込みいただければ幸いです。

なお、このページは忠賢八高様のご確認いただきまして、TADAが編集
アップロードしました。表示等につきましては、こちらへご連絡ください。


松戸市ユーカリ交通公園に保存されているD51405とともに
展示されているスノープロウ

 

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[No.2026] 新講座(!)「スノープロー」 投稿者:isobe201  2002-05-03 (金)  00:27

831列車さまのテーマにありました、スノープロ−についてC58のベスト10の期間中ということもあり、個人的にも気になっている高山のC58のスノープロ−の話題です。

高山本線は無煙化が早くて(昭和44年)写真もあまり残されていませんが、郷土出版社の「高山線の60年」などの写真を見ると、高山区のC58はまるで「凶器」のように先端が尖ったスノープロ−をつけていました。この印象はかなり強烈です。同じ高山区でも96やD51はぐっとおとなしい(しかしながら、これも浜松工場製か?この辺以外の地域では余り見ない)タイプです。

鉄板を工作して作ったと言うよりも、鋳型で作ったような、一度見たら忘れられない程です。

先日静態保存機の大家Pentaさまが三島市に保存されているC58322をアップされたのを拝見したところ、高山のC58のスノープローにそっくりなものをつけていました。

Pentaさまの静態保存機のC58322

http://www45.tok2.com/home/penta/shizuoka/c58322/c58322.htm

C58322についての移動履歴の資料は持っていませんが、昭和24年頃は富山、36年頃は遠江二俣、44年頃は敦賀で、ここで廃車になったようです。スノープローの形態のレポートは余り見ないので、推察するしかありませんが、C58になぜこのようなごついものをつけたのか?D51や96などのD型機関車に比べ、非力だったからこのような鋭い先端のプロ−をつけたのでしょうか?

また機関車の転属の際にはプロ−は持参(!)したのでしょうか?想像では転属先でスノープローが必要とも限らないし、逆に転入車がスノープローの無い地域から来ることもあるので、機関区などで「備品」としてストックしていたように思いますが、真相はどうなのでしょうね。

参考までに高山区の96、D51用のスノープローによく似ているのが、木曾のD51の一部で使われていました。

D51sBoxの831列車さまのD51787

http://tadayusaku.2.hotspace.jp/D510787.html

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[No.2029] スノープロウについて 投稿者:燕号  2002-05-03 (金)  06:06

 こんにちわ、燕号です。

 isobe201様が開講された首記テーマに関してですが、私の地元亀山機関区では、福知山その他積雪地からの転属車のスノープロウが庫の横に、機番が書き込まれた状態で、横方向に並べられて保存(放置?)されたいた記憶が有ります。

この事からスノープロウは一度作ってしまえば、後は機関車と共に移動していたのではないかと思います。

勿論、例外も有るでしょうし、暖地からの転属車に対し廃車となったスノープロウをあてがった場合など、又異なる扱いだったかも知れません。

 亀山機関区に行く度、ころがっているスノープロウを見ては、これを着けて呉れば重心が下がって見えて格好良くなるのにと思っていました。

 後、スノープロウでは、C58程極端で無いにしても、七尾のC56もやはり先端に出張ったタイプのモノを着けていたのではないでしょうか?

はっきりと、それと判る写真が無くて恐縮ですが………。

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[No.2031] 武蔵野の 投稿者:831列車  2002-05-03 (金)  12:22

さて新講座、1時限目には間に合ったでしょうか。スノープラウはあまり知識はありませんが、研究室(?)へ行って最近の資料なぞあさったところ、お馴染みのキャンブックス「遥かなりC56」にも塚本氏のC56への装着分類が出ていました。また形態上角度がきつく、連結器の下に切り込みがあるタイプは東北地区に多いようで、北海道や羽越などはほぼこのタイプが中心のようです。(中国地区にもあり)一方、平べったく角度も緩いのは長野などがあり、木曽路のD51でもお馴染みでした。しかし過去の写真で見る限り、長野のカマでも鋭角タイプを装着しているものもあるようです。 

私達が見た頃のスノープラウは晩年ですから、新規製作はあまりなかったはずですので、使い回しの時期に入っていたようですね。また九州への転属以外では付けた時期に移動が決まったカマはそのまま他区へ移ったりしたものもあったかもしれません。要はその機関車を預かる機関区・工場、そして管理局の指示などの違いにより、最終的には地方色は薄れていったこともあるようです。 

演習問題(?)

スノープラウ装備機の南限はどこか?

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[No.2033] 遅くなりましたC58投票です 投稿者:田駄雄作  2002-05-03 (金)  14:52

  <URL: http://tadayusaku.2.hotspace.jp/>

スノープロウですが、東北地区のものは最前部が車両限界を越えていて、突き合わせ連結ができません。

他地区へ転属の時は持っていっては居ないようです。北海道で見た96にはC51の刻印がありましたね。 

演習問題ですが九州、四国に無かった(?)とすれば、山陰本線の列車の来る「下関」と言うところでしょうか。蒸機に限らなければDD51やDF50は九州に乗り入れしてましたし、DCやECにはもっとあったと思いますが・・・・・

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[No.2035] 川越線見ました&スノープロー 投稿者:isobe201  2002-05-03 (金)  15:15

さて、スノープローですが、燕号さまのご案内の七尾のC56写真が出てきました。

http://taro.page.ne.jp/Rail/Steam/Run/nanao_J.html

なるほど、確かに似てます。やはり非力なカマに装着したのでしょうか?

あと山陰のC57、D51などに装備された独特の2段式スノープロー

http://www3.justnet.ne.jp/~k_inami/D51_504.jpg

この使い方についてご存知の方いらっしゃいませんか?着脱が面倒なので、夏は先端を収納した上で、スノープローをつけたままで通したのでしょうか?また積雪期はどのように先端をくっつけていたのでしょうか?見た目にはすぐ壊れてしまいそうに見えますが…??

831列車さま

南限は?下関あたり??

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[No.2036] 演習の回答 投稿者:831列車  2002-05-03 (金)  17:37

田駄様、isobe様

出題者が正解を持っていなくて申し訳ありません。が、皆さんの推定でほぼ間違いないと思われます。ただし晩年の運用などを見ると下関(幡操)まで常時入ってくるのは長門区のカマで、冬期にスノープラウを装備した浜田や米子のカマは長門市までし来ていないようです。私の撮影した冬の山陰のD51を見ても装備機が見当たらないので、このへんの事情を御存知の方があれば御教示下されば嬉しいです。

そしてもうひとつの回答!

これはひっかけですが、沖縄県でした。でもあくまで現役の蒸気機関車が対象ですから、問題文があのままなら採点は○か×かは迷うところですね。

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[No.2037] 2段式スノープロー 投稿者:ペンタ  2002-05-03 (金)  18:15

これは、単なる検修時の便宜のためにこういう形状であったのでは?

この状態で走行は無理っぽいのでは?

あくまで個人的見解です。

さて、真実は、、、??

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[No.2038] あっと思い出しました 投稿者:ペンタ  2002-05-03 (金)  18:28

くだんの2段式スノープローの件ですが以前にs26さんの話を思い出しました。

現在の北海道C11のプローには、蓋の付いた切り取り穴があります。

通常C11がバック運転スル際に雪がプローに溜まってこびり付いてしまいこの雪が落雪、床下を駆けずり回ってカマや客車を痛めてしまうことがあるそうです。

そこで、プローの一部に穴を作り、そこからバック走行時に風の通り道を作ることによって、氷雪付着>落氷雪することを防いだ構造、と言ってました。

このD51も、今のC11の話同様の理由で、もしかしたらバック運転時の風の逃げ道とは考えられないでしょうか?

でも、D51のバック運転って、、、、、(^^ゞ

そういう運用が山陰方面には多かったのかなぁ?

おっと、思い出した2!

釧路の湿原号重連時に、このプローの蓋がバック運転時に開いていたかどうか確認するの忘れてた(>_<)

どなたか確認された方います?

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[No.2039] 川越線拝見です 投稿者:田駄雄作  2002-05-03 (金)  19:44

  <URL: http://tadayusaku.2.hotspace.jp/>

2段スノープロウは、東北のスノープロウと一緒で、鋭角を付けるために車両限界を越えてしまうために、突き合わせ留置が出来ないので組み立て式になっている。と言う説はどうでしょう。

もう一つ、東北のものでも大きな切り欠きがありますが、重連や逆向き牽引の時にブレーキ・パイプがそのままでは擦ってしまいそうです。その対策のためというのは説得力がありませんか?

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[No.2047] 2段式プロー 投稿者:isobe201  2002-05-04 (土)  14:03

C57101も2段式スノープローをつけていましたが、この夏姿がC57ベスト10の831列車さまの写真にありました。(灯台下暗し!)

http://www.keddy.gr.jp/~ssk/railway/Special/FavoriteC57/Coment/C57101.htm

エンドビームについた、独特の穴があの2段式プローが付いていた証です。でもこれで、夏の間は取り外していることが分かりました。

なお、「世界鉄道写真全集」の山陰線C57の巻にはこのC57101が2段式プローの前面を開放した状態で本線を走行している写真があります。とはいえ、田駄さまの説、ペンタさまの説も大変合理的ですね。山陰本線の沿線は豪雪地帯というほどではないので、必要なときだけスノープローを組み立てて使い、不要なときは、ホースが干渉するとか、連結に不自由とか、雪塊が着雪しないようにするとか様々な目的があって折りたたんでいたのかもしれませんね。この2段式プローを積雪時に組み立てている状態の姿や写真をご覧になった方はいらっしゃいませんか?

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[No.2051]  投稿者:忠賢八高@管理人  2002-05-05 (日)  00:28

isobe201様

 2段式スノプロですがありゃ一体何所のもんなんでしょう。私も在庫を確認しました所、米子区のカマは皆あれでした。D51207号など元八王子区のカマも転属後に集煙装置と2段スノプロ装備になってました。七尾のC56123号もいかついのがついてました。

燕号様

 冬場には必要であっても夏場には邪魔物であったことは確かでしょうね。亀山と福知山、気候的にはそれ程大差ないでしょうし、お隣の管理局であったから、荷物まとめてお引越しと相成ったんではないでしょうか。

 ふと思いついたんですが、高山のC58と9600、D51のスノプロの違いはラッセル車の後押しをするかしないかで違ったんじゃないですかね。

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[No.2052] 亀山のスノプロ 投稿者:燕号  2002-05-05 (日)  01:24

 こんばんわ、燕号です。

 管理人様

 >亀山と福知山、気候的にはそれ程大差ないでしょうし……

 気候的には良く判りませんが、冬場福知山(舞鶴線とか)はスノプロを付けていたのに対し、亀山は全く付けませんでした。ですから、関西本線では不要だったのです。スノプロは転属元の一存で添付されるかどうか決まっていたのではないでしょうか?

 七尾のC56に関し、159番はラッセル仕業についている写真が発表されております(キネ旬蒸機No.36)。124番はラッセル仕業に付いたかどうか判りません。管理人様の仰る、ラッセル仕業との関連って凄く説得力が有る様に思えるのですが、反面、ラッセルの手配がしづらい支線区だから、機関車にあの様なスノプロを付けてラッセルさせたのではとも思えます。

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[No.2053] 亀山のスノプロ 投稿者:慎  2002-05-05 (日)  13:29

  <URL: http://www.amigo.ne.jp/~purebrue/>

燕号様

関の峠辺りって雪が降るときは道路も麻痺する難所ですよね?

僕は佐○急便の荷物仕分けをしていたとき、帰りが遅くなるのでやきもきしてました(笑)

亀山は全然プロゥを使わなかったのでしょうかね(笑)

亀山C58のプロゥ姿を見てみたかったなあ〜♪

プロゥの先端が平で蓋の付いた物ってけっこう写真で見かけましたが?

キ620ってC58ボイラーですよね?これって新規製作なんでしょうか?

それとも乗せ換え??

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[No.2055]  投稿者:忠賢八高@管理人  2002-05-05 (日)  21:08

燕号様

 亀山のはつけてませんでしたっけ?。いかつい感じからなんとなくついていたような気がしてしまいました。たまたま我が家の関西線、小雪の中の写真がありましてそれがなんとなく・・です。

梅小路のC57、これは確かについていました。私が近江給炭水場のお気に入りにお出ししましたC5787、スノプロにカタカナでウメキと確かに入ってます。

慎様

 キ620、そうそうそうでしたね。新製じゃないんでしょうか。でもC58って早い時期からの結構欠番がありましたからもしかするとこっそり流用???。

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[No.2056] 亀山のスノプロII 投稿者:燕号  2002-05-05 (日)  21:12

 こんばんわ、燕号です。

 <慎様

 私が撮っていた時には付けていませんでした。確かに関、加太、柘植は難所ですが、道路に比べ鉄道は雪に対して強いですからネ。

 雪のお正月や、冬の七尾線を走ったC57もスノプロ無しのまま、走っています。こちらの方が積雪と言う意味では、関西本線より凄かったです。

 D51は福知山からの転属車が結構有りましたが、それ以外ではスノプロ用取り付け穴無し(即ちスノプロ無し)と言うカマもありました。

 キ620はテンダーとボイラーがC58クラスとなっていますので、C58からの載せ替えではなく、C58同等性能のボイラーを使用したと言う事ではないでしょうか。

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[No.2059] 京都ゼミ合宿は 投稿者:831列車  2002-05-06 (月)  00:27

いかがでしたか?楽しい一日を過ごされたかと思います。なお学務部では一週間以内にレポートの提出を義務付けておりますのでよろしくお願いします。(笑)

スノープロウについて、『遥かなりC56』(JTBキャンブックス)では二段式(開閉式?)は後藤工場製としてあり、これでも連結などの際に支障するので改装された、とあります。あと忘れてはならないのが北海道で見られた昇降用シリンダーを付けたカマ。晩年は手宮入換えのC12が目立ってましたが、C56や9600などにも装備したものがあったようですね。

長門区の機関車はやっぱり装備していないようです。

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[No.2061]  投稿者:忠賢八高@管理人  2002-05-06 (月)  01:49

燕号様

 果たして亀山のはスノプロつけたことがないんでしょうか?。私も今手元に写真がないんで確認しようがありませんがクラにあったということになると使ったこともあるのでは????。 

831列車様

 後藤工場製で連結に支障をきたすからあのようになった・・これは重要ですね。私の説もあながち嘘ではなさそうカナ?。

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[No.2063] 亀山の件 投稿者:燕号  2002-05-06 (月)  07:44

 こんにちわ、燕号です。

 亀山機関区のスノプロについては、「無い」と断言しちゃいますと、語弊がありますね。正しくは「私は見た事が無い」となります。

 当時、スノプロは気になっていましたが、特段機関士や機関区の方に尋ねてみたりもしていませんので、付けていた時期も有ったかもしれませんし、カマによっては付けていたのかも知れせん。

 機関区横に置かれていたスノプロは転属時に付属品として機関車本体と共に移動してゆくのだと思っていました。

 どうもあやふやな事でスイマセン。

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[No.3133] スノプロの必要性 投稿者:田駄雄作  2002-10-22 (火)  23:58

  <URL: http://tadayusaku.2.hotspace.jp/>

雪国の車両、冬のアクセサリー?と言えば、スノープラウですが、前々から思っている疑問があります。はたして本当に必要なモノなのかと言うことです。驚くべきことに長野局管内では昭和40年代前半に、気動車には取り付けていないんです。冬の飯山線を走るキハ52やキハ17の写真を見ても付いていません。「天竜」などに使われていたキハ58も付いていません。同じ線路をスノプロ付きの蒸気機関車や、ラッセル車が走るとは言え単独で相当な積雪に遭遇する場合もある訳で、雪をかき分けると言うよりは踏みしめると言う形になりますね。冬季飯山線に臨時列車牽引用に借り入れられていたC12にも無かったですし、奥中山のD51、花輪線の86など冬季でもスノプロ無しで走っている機関車もありましたし、函館本線でも3月中頃に出場したC6244が取り付けていなかったこともありました。却って抵抗になると言う話もあります。如何なモンでしょうね?

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[No.3134]  投稿者:忠賢八高@管理人  2002-10-23 (水)  00:51

田駄雄作さん

 集煙装置もそうですが確かにスノプロもそうですね。先日アップしたブルトレのEF65で気がついたのですが貨物用に転用になった途端に同じ東海道線を走っていてもスノプロを外していました。田駄さんがあげられた線区も列車密度が高い所もあれば低い所もありますし、スピードも速い所あれば遅い所もある。そして雪の重い所もあればパウダースノーのところもあるというように千差万別で何ともわかりませんな〜。

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[No.3136] おや?スノプロ談義? 投稿者:penta  2002-10-23 (水)  18:05

で、スノプロ。

その効果の真偽はともかく、カマに対する負担も馬鹿に出来なかったようです。

蒸機の場合、1枚あたり、その形状にもよりますが180〜240kgもあるそうで、かなり先輪その他に負担がかかる、とのこと。

前後で装着すると、実に500kgも車重が増えるわけで車検を通し直さなければいけないケースもあるようで。

同じことがキハや電ガマにも言えるかどうかは分かりませんが装着の有無は、その実務効果以外の部分の理由もあるのではなかろうか?と推測します。

では、その実務効果とわ??

どうなんでしょう??(^^ゞアセアセ

ありゃ、振りだしに戻る↑

えーと、空気抵抗は、やはりあったようです。

ハドソンやパシフィックのカマあたりの高速走行では、多分に影響あったでしょうなぁ

装着有無で、石炭消費量の違いのデータなんぞ取った方はいないのかしらん?

それとも、そんな微々たる効果より単純明快、やはり雪害防御効果が絶大だったんでしょかね?

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[No.3137] スノープローの効果について 投稿者:isobe201  2002-10-23 (水)  18:22

  <URL: http://homepage3.nifty.com/isobe201/index.html>

私もかなり最近になるまでスノープローの効果について懐疑的でしたが、留萌のC11ロケ列車が、スノープローで雪を蹴散らせて走っているのを見ると、(pentaさんのビデオ映像などで見たのですが)必要なのかなと思うようになりました。

蒸気機関車誌に積雪期の運転の苦労話が載っていましたし、38豪雪の時の新潟地区の蒸機の記録を見るとスノープローで雪を押しのけて走ったのが分かりますが今ひとつ実感がありませんでした。

飯山線のDCや臨時列車のC12などがスノープローなしで積雪期に走っている写真は私も見たことがありますが、C12はごく短期間だったからではないかと思います。DCの場合は自由自在に編成を組めるので、どの車両が先頭にくるとは限らないので、全部にプローをつけると邪魔になるし…ということもあったと思います。

115系ECなどには多分先頭車に全て付いていると思います。

奥中山や花輪線では重連が多かったので、スノープローの干渉が問題になって

つけなかった場合もあったのではないでしょうか?

(以上全て思い付きです)

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[No.3139] 下山賞 投稿者:燕号  2002-10-23 (水)  21:33

 >スノープロウに関して

 貨物列車が数多く走っており、小さな駅でも貨物列車の退避が行われていた時代の北陸本線で、小駅の側線の除雪を単機の電気機関車がスノープロウでやっているのを見た事が有りました。最近でも磐西更科信号所での列車交換時、私の乗った電車は雪で埋った待避線に入りました。運転台下は雪で埋りましたが、スノープロウが無ければ全て車両の下に潜ってしまった訳で、やはり必要なのではないかと思いますです。

 又、「蒸気機関車」誌No.37で木次線での除雪列車の運転記録が記載されておりますが、この中で雪に乗り上げ脱線した機関車に対し「スノープロウを付けていなければ脱線して当たり前」と言う下りがあります。

 只、スノープロウは標準装備だったでしょうか? これは推測ですが、後付けや使い回しを行っていた場合、他区からの転属機の場合スノープロウの補充が間に合わず、付けないまま運用に入っていたって事もあるのではないでしょうか?

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[No.3140] キマロキ? 投稿者:忠賢八高@管理人  2002-10-24 (木)  00:09

831列車さん、pentaさん、isobe201さん、燕号さん

集煙装置、スノプロ談義ありがとうございます。諸説色々で面白いですね。

でスノプロの方ですがこれは私の昔からの疑問なんですがキマロキというのがどうも理解しがたいものでした。まず「キ」の機関車、何で次にマックレーを必要としているのに機関車が先頭に来るのか???でした。キマロキの必要とする所はもちろん豪雪地帯ですが機関車のスノプロで雪を避けておいてわざわざ線路に雪をかき寄せる、そしてロータリーではね飛ばす・・雪の壁を作らないように回りを除去しておくということはなんとなく分かりますが、果たして先頭の機関車のスノプロで問題なかったんでしょうかね〜。それともその前にラッセルしておいてキマロキを登場させるから先頭の機関車が難なく除雪の先頭に立てたんでしょうか?。実際キマロキは見た事がないんですが先導にラッセル列車を運転していたのでしょうか。私の見たのは只見線のラッセル+C11、そしてその後にDD14+DD13のロータリーだけですのでどうも理解しがたくって・・・・.何方かご教示をお願いします。

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[No.3141] Re:キマロキ 投稿者:田駄雄作  2002-10-24 (木)  01:25

  <URL: http://tadayusaku.2.hotspace.jp/>

キマロキは除雪列車ではなく、排雪列車です。ですから豪雪の除雪に使うのではなく、ラッセル除雪の繰り返しで線路際の雪壁が高くなって危険になった時に運転されるモノです。では最強の除雪列車はと言うと、

キマロキの前にロータリーを走らせる、ロキキマロキです。私の知っているこの編成の出動は40年代前半?に、飯山線が長い間積雪で不通になった時、運転再開前に運転されたもので、先頭はDD14で、86が推進していたと思います。その後にC56牽引のマックレー、C56推進のロータリー(キ600)が続いたモノで新聞にも大きく取り上げられていました。

ところで本州のキマロキはキマとロキが続行で運転されますが、北海道は連結していました。そういえば北海道にはスノーローダー・スノーメルタなる、融雪車何かもいましたね。

DD14は一応、理論上は一台でロキキマロキの役目を果たすモノです。今は除雪は列車扱いにならない作業車の世界ですね。

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[No.3142] Re.キマロキ、2 投稿者:燕号  2002-10-24 (木)  07:07

 こんにちわ、燕号です。

 私はキマロキを見た事は有りませんがビデオ其の他では、田駄様が仰る様キマロキとして運転される場合は、線路両側の雪壁が高くなり段切りが出来なくなる等、ラッセル除雪が有効でなくなる場合に、排雪列車として運転されるものですね。但し、ビデオ「雪と闘う機関車」等を見ると、ロキとして単独で除雪列車として運転された事も有る様です。又、38豪雪の時に、キマロキ自体が降雪で帰区出来なくなるおそれが有って、帰路用に編成反対側にラッセルを付けて出動した事も有ったそうです。

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[No.3143] どうもです 投稿者:831列車  2002-10-24 (木)  22:33

キマロキも、そのほとんどはキマ・・・ロキですね。続けて表記すると何か車両が4重連になっているようで豪快ですが、「鉄道用語辞典」があったらこのへんは正確に説明が欲しいですね。

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[No.3166] 集煙装置、作動 投稿者:燕号  2002-10-27 (日)  00:30

 >管理人様

 古い話で恐縮なのですが、73年筑豊で出会った人が東京機関区勤務の人で、ブルトレ牽引機関車のスノープロウの事で、「夏場も付けていて、連結作業が危険。」てな事を話していたのを思い出しました。

 ブルトレ牽引時代はスノ−プロウを付けていて、貨物運用機になったら外したと言うのは、一つに関が原を越えるか、越えないかの違いがあるのでは無いかと思った次第です。ブルトレの場合、下関迄の通し運用ですので冬場の関が原越えの為にスノープロウが必要だったのではないかと思った次第です。違っているかな?

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[No.3186] ご無沙汰です 投稿者:忠賢八高@管理人  2002-10-30 (水)  00:49

田駄さん、燕号さん

 キマロキ解説有難うございました。ロキキマロキですか!昔に比べ雪が少なくなったのも事実なんでしょうが除雪も進歩してるんでしょうかね。でもラッセル一つでも昔のは迫力あったな〜。

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