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鉄道総研 無架線バッテリートラム
「りっちい・とらみぃ」
国分寺の鉄道総合研究所で開発された
車載用リチウムイオンバッテリーシステムによる架線のいらない電車。
撮影日 2003年9月4日 鉄道総合技術フォーラム公開時に撮影。

車体は廃車になった豊橋市内線3301(元は北陸鉄道金沢市内線)

黄色の「りっちい・とらみぃ」の愛称板が付いている。
方向幕の「試運転」も生かされているのがうれしい。

この電車の詳しい説明は鉄道総研のプレスリリースページへ(リンク切れ)どうぞ。


構内試運転線でデモ走行。
2005年の公開ではさらに進化した姿で登場した。
撮影日2005年10月8日、平兵衛まつり(総研一般公開)。


屋根にはシングルアームパンタが設置され、架線からバッテリーに充電もできるようになった。

3301の車内はバッテリーなどの機器でいっぱいだが
実用化にあたっては屋根上、座席下、床下などに設置が可能という。


連結棒によって3302と繋がれていた。

3302は豊橋時代の最後に金沢市内線色に復刻塗装されたままの状態。


3302は車内公開も行われた。豊橋時代から変化はない様子。運転台機器もほぼそのままか?
右の赤いボタンは追加されたと思しき「パンタ上げ」ボタン。


いたるところに豊橋時代の表示物が残っている。


3302のお別れのあいさつのそのまま車内に掲示されていた。


公開記念に配布された「記念乗車券」
総研ループ線というのが面白い。
2016年12月追記
2012年に役目を終え解体されました。
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