山の向こうの鳥籠列車
沫江煤砿 2005・3

Mojiang narrow gauge railway 2005・3


廃止間近と言われていた中国・四川省の芭石鉄道。
21世紀に残された奇跡のような蒸気ナローラインは
地元の廃止反対運動に加え、日本はじめ海外からの訪問者も多く
観光鉄道化されて存続することになった。
もう見られないと思っていた菜の花に埋もれるように走る軽便蒸機。
21世紀の奇跡は続いていた。

2003年に芭石を訪問したとき、帰国後にお会いしたT氏とお話した折
「あの近くにもっと面白いところがあるんですよ」
とニコニコっと笑って教えてくれた。


この山をひとつ越えた紗湾の町から延びる炭鉱鉄道。
芭石鉄道に劣らない個性的なナローゲージの電化路線がそこにあった。



紗湾の街からタクシーに乗り対岸へ、工場の中に入ってゆくと
露店もでている広場があった。
そこから道を登ってゆくと


アパートの間にへろへろのレールが引かれていて


こんな客車や


こんな機関車や


こんな怪しげな車両が・・・


2015・9追記
品川530さんより残念ながら2015年夏に炭鉱操業停止、会社解散により「永久停運」との情報をいただきました。

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