横浜開港120周年号
1972年の鉄道100年記念列車以来の蒸気機関車運行が1980年6月13〜15日横浜の貨物線で行われた。
機関車は前年に山口線予備機として鷹取工場で全検を行った梅小路のC581。
運転区間は東横浜〜山下埠頭の3往復、帰路は逆向き牽引となった。
就職試験の願書提出だったかで一時帰京した折に初日の平日の13日(金)に出かけた。
撮影日 1980年6月13日
この日のヒトコマ目は高円寺駅を通過する183系あずさ、4番線には101系快速、ホームに人がいるので平日と分かります。
東横浜駅で出発前の様子、機関車の前にはテープカットの準備がされているようです。
お二人の方からこのとき同じ場所で撮影していたよ、と連絡いただきました。36年目のニアミス発覚です。
東横浜を発車するC581、前面にはヘッドマークと対の小旗。
このように旗をクロスさせないのは鉄道100年のC577と一緒です。
客車のドアには警備が立っています。上空にはヘリが何機も飛んでいてうるさかった記憶があります。
C571に付いたものと同じ長野式改の集煙装置、C58には少々大きく見えます。
集煙装置を付けたC581を撮影したのはこのときだけでした。
6月ということもあり発車後の煙はご覧の状態。
DD13170牽引の貨物も通過。
この場所で戻ってくるのを待ちました。
山下埠頭から一往復目が到着。
カラーネガは退色が酷く、この程度の補正しかできませんでしたが、客車は青色だったと確認できます。
平日なのに沿線は人が多く、この後も割り切っていたのか撮影者を入れたカットが続きます。
横浜港のシンボル、氷川丸にも大勢のギャラリーが。
戻りは山下埠頭に近い場所から、マリンタワーの扱いが中途半端です。
なんでレンズをもうすこし上へ振らなかったのでしょうね。
大勢の見物人が出ていますが、近年の様子よりはのんびりとした雰囲気があります。
山下埠頭に入っているくるところ、この踏み切りはレール跡がいまでも現存とか。
やっとマリンタワーが天辺まで入ったコマがありました。
ヘッドマークには「よこはま」の文字だけのようです。
キャブの区名票は「浜」
沿線警備の数は多く、このコマにも6人写っています。
この子供たちも今はいいオジサンですね、Wマークのホエールズキャップが横浜っ子です。
山下埠頭を出て行くこのコマでネガは終わっています。
翌日には名古屋に帰っているので、このために戻るのを遅らせたようです。
梅小路蒸気機関車館C581へ
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています