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陸上自衛隊朝霞駐屯地輸送科学校に保存。許可を得て撮影。
撮影日2012年7月4日

案内看板には現存唯一と記載されているが、タイのクワイ川橋梁の公園にも保存されているという。

外観はトラックそのもの、連結器が鉄道車輌らしさを見せているが前部のものは戦後なって付けられたという。

2009年12月から修復作業が行われ2011年6月に完成、朝霞に戻ってきた。
以前は陸上自衛隊色のオリーブドラブだったが陸軍色のカーキ色になった。


エンジンも細部まで手が入れられているが、残念ながら動態とはならなかった。
機器の銘板もかなり残っている。

油槽式空気清浄機の銘板。

ドイツの自動車部品メーカーBOSCHの銘板。

いすゞヂーゼルエンジンの銘板。昭和16年6月の刻印も確認できる。

運転席機器も細かいところまで復元されている。

右横書きの銘板。

上の銘板はほとんど文字が読めなくなっている、下は修復の銘板。

前輪前に設置されている手動式ジャッキ。後部ジャッキは紛失している。
レールから降ろすにはマクラギなどをあてがいジャッキを降ろし横方向に移動させる。

762mm、1067mm(1000mm)、1435mmの各軌間に変換できる構造というが、
見るだけではどうなっているのか分からなかった。

後部台車は片側は道路仕様で展示。

レール上を走るときに道路用のタイヤを荷台脇に括り付けていた写真が残されている。

後ろの建物に輸送科学校資料室があり、自衛隊の鉄道部隊、第101建設隊の資料などが展示されている。

サンパチ豪雪、新潟地震の復旧作業に奮闘した第101建設隊に国鉄より送られた感謝状。
右の写真は国鉄より演習用に譲渡された9677。

演習用に使われた協三15tBタンクの銘板など。
この機関車は第101建設隊解散後100式牽引車とともに輸送科学校に保存されたが1993年に廃棄され、
その後茨城県のスクラップ業者が保管していたが2011年那珂川清流鉄道保存会に譲渡され、整備のうえ公開されている。

新座貨物ターミナルの1/150模型、隊員さんの手作りという。
奥にはワム90000らしい大型模型、壁にはJR貨物所有の貨車一覧表。
自衛隊施設内のため見学には広報を通して申し込みが必要です。
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