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当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。 ここに謹んでご通知申し上げます。 当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、 保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。 |
紀和町観光開発公社
紀州鉱山トロッコ電車
車両編
車両は坑内観光施設にありがちな遊戯施設然としたものではなく、
機関車、人車ともに現役当時のスタイルを模しているのが嬉しい。
選鉱場のあった板屋の鉱山資料館と愛知県豊橋市二川の地下資源館には、
機関車、人車、砿車などが保存されている。
撮影日 2009年4月8日
機関車

1971年ニチユ製の4tバッテリー機関車。ナンバー、機関車銘板は見当たらなかった。

運転士表示の上の赤い板はバッテリーの銘板。


コントローラーもニチユ製、ブレーキは丸ハンドルの手ブレーキのみ。

瀞流荘の板屋側トンネル内に留置されているBL417号。
32はバッテリー部分の番号。

2tクラスの超小型ニチユ製BL、こちらは整備されているので予備機として使われているのだろうか。

全長は2mもないと思う。

ニチユの銘板がついているが製造年は読み取れなかった。
人車

人車は鉱山時代のものではなく、1989年に観光路線として整備された際に製造されたもの。
車体番号はないが、紙に書かれた号車表示に従い1号車としておく。

端面に突き出した角材は先端にゴムを張ったバッファー。

1号車、2号車は同形、連結面のコードは室内灯用の引き通し線。


1、2号車とサイズは同じながら屋根が若干高くなった3号車。
ドア窓が小さくなり妻面の筋交いもなくなっている。


3、4号車は1、2号車と比べ経年が少ないように見られたので近年の増備車かもしれない。


トンネル内に留置されている金属製?人車。

同形が車庫の中にもいた。こちら側の扉は引き戸ではなくドアノブもそのままの住居用のようだ。

反対側は1/3が扉という大胆なスタイル、まるで市販の物置に車輪を付けたようだ。
車体のゲテモノ度からいうと木造車よりこちらの方が上だが、これが常時運転されていては魅力半減だろう。
参考リンク
入鹿温泉 瀞流荘
湯ノ口温泉
南紀広域バス時刻表

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