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当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。 ここに謹んでご通知申し上げます。 当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、 保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。 |
立山砂防軌道 2008・8
10時20分、千寿ヶ原連絡所(この軌道では駅、信号所ではなく連絡所と呼ばれる。)を出発。
すぐに3段の千寿ヶ原スイッチバックで一気に高度をあげる。
起点から終点に向かうのが一般的には下り列車だが、ここでは山に向かうのが上り、降りてくるのが下りとなっている。
ここからの乗車中のスナップはノーファインダーで撮ったものや揺れる車内から撮影しているため
斜めになったり余分なものが写りこんでいるカットがありますが、あえてノートリミングで掲載しています。
また当然のことながら車外に顔を出すことは厳禁です。
撮影は同乗されている職員さん、ガイドさんの許可の下で行っています。
場所によっては停止、徐行しているため車外に顔を出して撮影したカットもあります。
撮影日 2008年8月27日

乗車ホーム後方の貨物ヤードではGREENカルデラのマークを付けたDLを先頭に資材列車が準備中。

乗車列車が出発するとすぐにJICA視察団の乗車する列車がホームに推進で入線。

一旦デルタ線に入り推進で最初のスイッチバックに向かう。側線には長物運搬用の貨車。

スイッチバックを折り返すと高度はここまで上がっている。
デルタ線のカーブはかなり急だ。

貨物ヤードを望遠で、ホームでは続行列車が発車準備中。

最初の3段スイッチバックを登るとすでにこの高度。ちょうどJICA視察列車が発車してゆく。

岩をくりぬいたような小さなトンネル。

最初の交換施設、中小屋連絡所を通過。
運行中は谷側のドアは開けられてチェーンで仕切られている状態なのでとっさにカメラだけ出してシャッターを切った。
山側の扉は落石事故防止のため閉められている。
画像でも分かるが軌道の状態は非常に良く、2軸車ながらバネも適度に効いており乗り心地は悪くなかった。

路線はかなり付け替えられている。
名物だったせり出した岩をくぐる2箇所のオーバーハングも新線に切り替えられていた。
レールが残る桑谷オーバーハング。

桑谷連絡所を通過。
一般鉄道と異なり閉塞はすべて通信で行われており、連絡所で手旗で信号表示をしている。

スイッチバックで高度を上げてゆく。

ポイントの切り替えはすべて無線による自動化されている。
開通方向を示す信号機。

4段のスイッチバックで約50m高度を上げる。

沿線では何箇所もこういった落石防止などの工事が行われていた。
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