当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。
ここに謹んでご通知申し上げます。

当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、
保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。

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さいたま市中央区役所(旧与野市役所)に保存。
2016年4月さいたま市は撤去、解体を決定。同年9月より工事開始。
撮影日 2016年4月25日


中央区役所(旧与野市役所)入口に展示されているまさに地域の顔。


煙室扉が2重になった珍しい形態を持つ。


過去に何度か整備が行われ、近年では2006年にアスベスト撤去工事と再塗装が行われたが
その後は手付かずで各所に塗装の痛みが見える。




手前の花壇は中央区の花バラが植えられ、シーズンにはあでやかな花で機関車が囲まれる。






キャブ内はかつては公開されていたが、現在は立ち入れない。
機器類はそこそこ残っている様子。


ボイラー覆いなど各所に傷みが見られるが、いずれも鉄板張り替えなどで修復できるレベル。


枕木に痛んでいる部分があり、さいたま市では転倒する危険有としているが、
枕木の間隔が広いので新たな枕木を挿入することは可能。


シリンダー周りのアスベストを除去した折にシリンダーカバー下部は新しい鉄板になっている。


機関士側のシリンダーカバーはメクレがあるが修復可能。


機関車後方の庁舎間連絡橋より。役所の開いている時間のみ通行可なので土日祝は通れない。


周囲に花壇、後方に連絡橋がありクレーン作業には不向きとの見解だが、
前方へ仮設線路を設置し引き出すことで機関車を吊り上げることは可能と考えられる。






以下は2016年9月27日撮影

アスベスト飛散防止のため厳重に囲われた中で解体作業が始まっていた。






隔壁には写真と市民からの惜別の声を書きこめるメッセージボードが設置された。




この場所の地図
解体済

39685履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1920-2 川崎重工兵庫工場 製番538
1920-2-10使用開始 配置 大里
1927-4-1現在 鹿児島
1933-6-30現在 大分
移動次期不明 行橋
1950-9頃坂町?
1964-4-1現在 坂町
1971-11-20廃車 坂町
1972-7-15保存 与野市役所
2016-9 解体



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