さいたま市中央区役所の保存車輌
39685保存会

さいたま市中央区役所(旧与野市役所)に保存されている9600形蒸気機関車、39685号機が解体の危機に瀕しています。
機関車の解体を凍結し、整備、保存していくためのグループ「39685保存会」のWebサイトです。


解体中止を要望する請願をさいたま市あて提出しておりましたが
9月14日の市議会にて採択されず、解体決定となりました。
準備工事は始まっており、10月には機関車解体も終了しそうです。
一部部品は鉄道博物館に移設されるとのことです。



39685蒸気機関車保存のための提案書pdfファイル2.23MB

最新情報はこちらでご確認ください。
twitter39685保存会


か ぶ と む し をみらいにのこして!
蒸気機関車を未来に残して!
※「かぶと虫」は案内板に記載のある9600形のスタイルを模した愛称です。

39685号が展示されている場所
埼玉県 さいたま市中央区 下落合145 中央区役所前
Yahoo地図 Google地図
埼京線与野本町下車徒歩数分です。

2020年には100歳を迎える機関車、50年以上走り続け与野に来てから44年が過ぎました。
39685号は国産初の量産貨物用機関車9600形の386番目として1920年(大正9年)川崎造船所兵庫工場で製造され
九州各地で活躍し、戦後は新潟県坂町と山形県米沢を結ぶ米坂線を走り、1971年(昭和46年)に廃車されました。
折からのSLブームのころで、全国各地で消え行く蒸気機関車が保存されました。
本機も1972年(昭和47年)7月に国鉄大宮工場で整備され、当時の与野市役所横に展示、保存されました。
周囲には与野市民の花、バラが植えられ無骨な機関車もあでやかな花に囲まれ幸せそうでした。
当初は運転室も開放され、ここで遊んだこともある与野市民の方は大勢いらっしゃるでしょう。

9600形機関車の製造開始は1913年(大正2年)与野駅の開業は1912年(大正元年)
北海道、東北、上信越と東京を結ぶ輸送の大動脈東北本線の与野駅では当時何本もの9600形の引く長い貨物列車が行き交っていました。
与野の名物、大正時代祭りの街に大正生まれの機関車はまことにふさわしい存在です。

大宮は9600形に縁の深い街で、新製直後から大宮機関区に9600形が配置され、当初は本線用に、
時代が下っては川越線、大宮操車場の入換にと活躍
しました。
鉄道博物館には9600形は保存されていませんが、さいたま市民会館おおみやには9600形の動輪が保存、展示され、
大宮にとって特別の機関車であったことが偲ばれます。

合併し成立したさいたま市は鉄道の街でもあります。
さいたま市の歴史を物語るものとしても39685号は大切な存在ではないでしょうか?
機関車は単なるオブジェではありません。
蒸気機関車は産業遺産、文化財として後世に伝えるべきものだと考えます。

残念なことにこのたびさいたま市では39685号を解体することを発表しました。
参考39685号の撤去を伝えるさいたま市中央区報2016年8月1日版
その理由として「経年劣化による崩壊の危険性があるため」としています。
果たしてその判断は適切なのでしょうか?
解体・撤去費用は妥当なのか、その金額よりも低廉な額で保存、維持方法があるのではないか?
私たちはそう考えて39685号を将来に残すための方策を考え提案し、さらには今後の修繕、整備もできるよう
39685保存会を立ち上げました。

さいたま市や近隣市町村にある車両はほとんどが保存会の存在がなく、国鉄OBにて作業をしてきました。
現在はOB高齢化もあり、放置されているのが現状です。
鉄道のまちさいたま市に保存会を作る。私達の目標です。


緊急の課題はさいたま市に解体の判断を凍結してもらうことです。

さいたま市情報公開制度による問合せの回答
修繕工事、解体工事の見積りが出ていますが、修繕すると4530万円、解体だと1300万円、この金額は妥当なのでしょうか?

解体費用は1235万円もの高額で一般入札ではなく随意契約されています。
調達区分>工事等を選択
5 入札・見積結果情報の検索 をクリック
出てきた画面で
調達区分 建設工事
調達案件名称 蒸気機関車


解体費用の他に解体に関わる整地、復旧工事が530万円で契約(こちらは一般競争入札)されており
合計1765万円の税金が投入されます。

さいたま市情報公開該当ページスクリーンショット


福岡県行橋市でもD5110号機の撤去を計画していますが、可能な限り譲渡先を探しています。
また公表されている解体費用は屋根の撤去合わせて617万円とさいたま市の半分です。
この違いは何なのでしょうか?


福島市で現在C5746号の業者による整備が行われていますが、その費用は341万円です。

39685号を救うためWebで署名を行っています。
さいたま市長あての署名ですがどなたでも参加いただけます。
9月20日 活動休止につきリンク解除しました。

さいたま市民の方はぜひ直接「市民の声」をあげてください。
さいたま市の市民の声メニュー「わたしの提案」から声を届けましょう。
「提案」はさいたま市民でなくとも可能です。
9月20日 活動休止につきリンク解除しました。

さいたま市公式Webの「わたしの提案」への回答とそれに対する疑問点などまとめてみました。
2016/8/18UP


twitterで「わたしと39685の思い出」を募集しています。

いただいた投稿をご紹介します。
2016/8/25UP


39685保存会へのよくある質問と回答


39685号の現状2016年4月現在


経過報告


39685号配置履歴
大宮機関区年別蒸気機関車形式別配置両数

よの広報昭和47年8月15日号
39685号展示開始直後の様子を紹介しています。




本サイトの文章、画像などは39685機保存活動にご賛同いただける場合、転載使用していただいて結構です。
(一部のご提供画像は除きます。)


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更新履歴
2016/10/19地震に強い保存機関車イラストを追加 経過報告UP 掲示板へのリンクを削除
2016/9/20活動休止につき一部リンク解除
2016/9/1保存会へのよくある質問と回答 39685号の現状をUP
2016/8/29保存のための提案書、大宮機関区年代別配置表UP
2016/8/25「わたしと39685の思い出」UP
2016/8/16 市の「わたしの提案」に対する回答への疑問点UP
2016/8/13よの広報UP 掲示板リンク設定
2016/8/5公開開始
2016/7/31仮運用開始

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