列車の前頭部に掲げられるマーク、それがあるだけで特別な列車になる。
定期列車、イベント列車、保存車などのヘッドマーク、テールマークを紹介してゆきます。
定義としては行先表示以外の列車愛称名、車両愛称名、イベント名などを前面または後尾に提示しているものとします。
第108回 2017・11・19UP
ふるさとライナー
1986年8月14日 鹿児島本線 博多
新幹線開業で余剰になった581・583系を近郊形に改造した715系、普段は地道に普通列車の運用についていましたが
盆暮れの繁忙期には臨時急行列車に使用されました。
博多から長崎方面へは電化以来かもめ、みどりの電車特急を補完してディーゼル急行の出島、弓張が運転されていましたが、やがて特急に格上げ。
長崎方面への急行は消滅しましたが、特急車両が余裕がないためか715系で急行が復活という異色の列車でした。
当初は長崎行きだけでしたが、好評?だったのかJR九州になった後も熊本、大分行きも短期間ですが運転されました。
ヘッドマークは灯台に長崎県花のぼたん?をあしらったもの、夏の運転に季節外れでその前の年末年始運転時のものをそのまま使ったのかと思いましたが
1985年末の715系ふるさとライナーの設定があったかどうか現時点では不明です。
切妻側はともかく、ヘッドマーク表示器があるのに無理やりマークを付けた姿もなんとも言えません。
急行の字幕も用意されていたので、改造当初からこの運用も想定していたのかもしれません。
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