一円電車として知られる明延鉱山跡周辺に鉱山で使われた保存車両が点在している。
明延バス停前あけのべ憩いの家に保存されていた客車くろがねを2007年仮設軌道で運転、2010年U字形の路線が完成、
春から秋に月1回程度運転が行われている。
撮影日 2017年5月5日
動態保存線で運転しているのは客車くろがね、赤金は明延学習館に保存されているが、これも復活したら楽しいだろう。
軌道の敷設、くろがねの移動など紹介。
乗り場案内、乗車達成人数も1を重ねた数字。
右の建屋にバッテリー機関車が格納されている。
明延鉱山は訪問直前の2017年4月28日に生野鉱山などと合わせ日本遺産に認定された。
日本遺産とは 文化庁公式ページよりまる写し
「日本遺産(Japan Heritage)」は(地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを
「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,
国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています
これを読んだだけではよく分からないが、鉄道関係では魚簗瀬森林鉄道、門司港駅舎などが対象となっている。
偶然だろうが、南部縦貫の塗装にそっくりだ。
運転準備で乗り場まで移動、入口はレールと枕木を模したもの。
トンネルばかりの路線で限界も小さく、手などを出せないよう窓には格子が入っている。
出入口は一段低くなっている。
連結器横の青い機材はカメラ。推進運転のため運転士はモニターでカメラ映像を確認する。
くろがねの特徴のひとつ、ウイングばね台車。
国内初のウイングばね台車国鉄TR37が1948年なので、翌年製造されたくろがねにこの構造が取り入れられたのは画期的といえる。
21号機関車、バッテリー機関車だが、明延鉱山電気機関車の最終番号20号の続番を付けている。
ニチユ1972年製中古品を一円電車復活のため購入したもの。
線路の末端では立山砂防の機関車がエンジンをかけて保管庫から小移動。
2017年3月末に明延に到着、610mmから762mmに改軌している。
力もあるので将来は山の上にある400mほどのレールでの復活も計画しているという。
ナンバー 2−10−190 最初の数字が導入年(平成)。
一円電車走行区間とは柵で仕切られ、簡単な車止めも設置されている。
この年の秋の運転では本機も走行し、くろがね、BL、DLの3両並びを披露したという。
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この場所の地図
バスは八鹿駅より明延・自然学校行き(日中毎時1本程度)で明延下車
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