各地の専用線では蒸気機関車が生きていた。
岩手県宮古市のラサ工業専用線には最後の国鉄制式機Ｃ１０ ８が稼働中、予備機Ｃ１１ ２４７もいた。
撮影日 １９７６年３月２６日
宮古市街の閉伊川対岸に工場が広がっていた。
工場から0.5ｋｍほどの国鉄山田線接続点（宮古駅構内）まで１日３回運転していた。
工場の対応は大変親切で工場入口で受付した後は構内をほぼ自由に撮影できた。
短い専用線だが工場入口にはトンネルもあった。
Ｃ１０は２３両と少数だったため国鉄無煙化の中で１９６２年までに全機廃車となった。
８号機のみがラサ工業に譲渡され、皮肉なことに国鉄蒸機が消えた後も現役だった。
Ｃ１０の外観上の特徴のサイドタンクのリベットは無くなっている。
キャブ、リアタンクにはリベットが残り、エンドビームのトラ塗りと相まっていかつい表情。
逆向き牽引で国鉄接続点に到着。
右下の線路は山田線。
貨車から離れ引き上げる。
宮古駅からＤＥ１０ １４２が到着。
引き上げ線から移動、後方に海が見える。
ＤＥ１０が牽いてきた貨車に連結。ＤＥ次位のワフはＤＥとともに動いているようだ。
推進運転で工場に向かう。
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