伊那谷から分け入ったかつての森林鉄道基地、営林署、整備工場、貯木場などの跡地に建てられた梨元ていしゃばに保存。
2012年11月地元有志の方を中心とした「夢をつなごう遠山森林鉄道の会」の手により動態復元され
その後も線路延長が行われトロッコを連結し体験乗車も行われるようになった。
撮影日 2016年10月8日
看板はよれよれだが地道に整備が続けられている。
前回訪問時にはなかった車庫の中に酒井96号が納まっていた。
あいにくとこの日も雨で整備作業は中止。
体験乗車用のトロッコも用意されていた。
ぱっと見、風呂桶。
立派な0kmポストも設置。
庫の側面には協力者名簿。
王滝森林鉄道でおなじみの運材台車の上にハコを乗せたB形客車。
王滝と同形の客車が遠山でも使われていたが、これは復元車らしい。
本来の運材台車は半分ほど妻面からせり出してデッキも兼ねるスタイルになっている。
貯木場跡に延長された線路、中央奥が庫、左側に0.1kmポスト。
右側の梨元ていしゃばは食堂の営業を止めて休憩所になっていた。
P形に設置された線路、途中にテント状の仮設庫が見える。
名称は「夢りんトンネル」警笛鳴らせの表示が立っている。
0.2kmポスト、カーブ表示も完備。
梨元ていしゃばから0.5kmほどの旧木沢小学校で林鉄の写真展を行っているというので移動。
1932年(昭和7年)に建てられ2000年に閉校された木造校舎がそのまま残っている。
校庭には林鉄のレールと車輪。
講堂の林鉄写真展。
整備作業が雨で中止になったため、関係者の方が集まっており、展示された写真を撮影された林鉄関係者の方などから当時のお話を伺えた。
2階の教室一室は林鉄展示室。
HOナローのジオラマ。
いろいろな資料、部品などが雑多に展示されている。
遠山森林鉄道が紹介された鉄道ファン誌の「こっそり、ひっそり、めだたずに」記事。
教室にはダルマストーブも。
ここにはネコ校長「たかね」がいるのだが、当日は人が多かったせいかお会いできなかった。
旧木沢小学校公式
年中無休
入館料無料だが、維持費として寄付を募っている。
林鉄の鉄橋がそのまま残っているというので廃線跡をたどってみた。
遠山川沿いに上流に向かう林鉄跡の道。
途中で「みかん山」モノレールを発見。
動いているところを見たいものだ。
鉄橋のたもとに到着、案内看板も設置されている。
遊歩道として整備されているので安心して渡れる。
河原に下りたらシカらしき足跡があった。
梨元ていしゃ場の地図
バスは飯田駅前、鼎駅前からの便があるが一日2往復。
他に乗り合いタクシーも運行されている。
2012年11月の様子はこちら
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