遠山森林鉄道96号機

かつての森林鉄道基地、営林署、整備工場、貯木場などの跡地に建てられた梨元ていしゃばに保存。
2012年11月地元有志の方を中心とした「夢をつなごう遠山森林鉄道の会」の手により動態復元され
駐車場に敷設された線路を往復した。
撮影日 2012年11月17日


天気はあいにくの雨、エンジンルームを覆いを外したサカイがすでに動き出していた。


TV、新聞社の取材もあり、見学者中をゆるゆるを進む。


駐車場入口は併用軌道風。
身を乗り出す機関士さん、軽便規格の機関車がいかに小さいか分かる。


客車の脇を通過、この客車はレプリカだそうだ。


一隅にはレール、マクラギなどの資材が保管されている。
レールは森鉄廃止後建物の屋根などに転用されていたのを回収したものもあるという。


レールの末端部、こうして望遠で切り取ってみるとまるで現役機のようだ。






森林鉄道は手前の道路橋の架かる上村川を渡り画面奥の遠山川の谷へと延びていた。


左の建物は本谷口バス待合所。




飯田への路線バスが一日2往復。


奥の建物が梨元ていしゃば、食堂、地元産品販売所、案内所があり森林鉄道資料、写真も展示。
2017年11月追記 梨元ていしゃばの食堂は閉店しました。





客車も再塗装されたようだ。






車内は物置状態。


台車は板トロッコをそのまま転用したようだ。
実物は木曽の客車同様運材台車を用いたものだったようだ。


客車に使われているのと同じ車輪が転がっていた。


反対側の終点はポイント上、当日延長工事が行われる予定だったが雨のため中止となった。


20分ほどで運転は終了、排気筒へ空き缶のカバー。




エンジンカウルを取り付けて


この状態でしばらく置いてほしかったのだが


すぐにキャブへのシート掛けが行われ


この姿で普段は留置されているらしい。


梨元ていしゃば内の森林鉄道展示。



この場所の地図
バスは飯田駅前、鼎駅前からの便があるが一日2往復。
他に乗り合いタクシーも運行されている。


その後線路が延長されP形となった2016年10月の様子はこちら。

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