当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。 ここに謹んでご通知申し上げます。 当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、 保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。 |
五能線八森駅から伸びる専用線に奇妙な電気機関車がいた。
ここを訪ねるきっかけとなったのはある雑誌の五能線ルポ。
「八森駅では屋台にポールを付けた電気機関車が・・・」という一節。
写真もなく、他にレポートもなく、行ってみるまでどんな場所かも分からなかった。
撮影日 1976年3月27日
訪問時には大日本鉱業だったが、その年に同社解散により日本海金属となった。
八森駅 五能線1731D キハ11+20のいかにもローカル線といった編成。
駅から専用線沿いに歩いてゆくとお目当ての機関車がいたが、ポールを外されて放置状態?
連結器は片側にしか付いていない。前面の鉄板はスノープロウだろうか。
奇妙な形の機関車だが、草軽でおなじみのL型電機に風除けの車体をかぶせた格好だ。
奥の機関庫(?)にもう1両機関車がいた。
手前のクロスはかたやナローのようだ。
まぁとくとこの横顔をご覧ください。
画面中央に機関車がいるのが見えるでしょうか。
構内の様子、トラが2両積載で止まっているのがこの専用線が活動している証。
注意して見ないと架線が張られているのかも定かでない。
多分工場側から国鉄線の方を見ていると思う。
構内にあった平面クロス、これはどう見ても610mmクラスのナローだ。
ネガにあったのはこれだけ、トロッコの1台も見かけなかったのだろうか。
わざわざ時間をさいて訪れた八森だが、撮影したコマはたったのこれだけだ。
折り返し五能線列車の時間までの約1時間半、もっと撮影できたと今では思うが・・・
掲示板に私とほぼ同時期に訪問された永野様より訪問記の投稿をいただきました。
画像もお送りいただきました、ゲテモノ電機の姿をご堪能ください。
うぅむ、私もこいつが動いているところを見てみたかったものです。
貴重なレポート、画像をご提供いただきありがとうございました。(TADA)
永野さんからはさらにカラー画像もお送りいただきました。
この不思議な機関車のカラーリングははたしていかに?