19633

若松駅前貨物駅跡の久岐の浜広場に保存。
2009年8月5日撮影。

2020年2月追記
2019年より北九州市は老朽化がすすんだため展示を終えるとして、引き取り先を公募した。
2020年2月に地元の菓子メーカーに譲渡され2021年めどに移転、公開されることが報道された。

2024年4月追記
菓子メーカーへの移転は動輪、前面など一部分となり、全体は解体されました。




塗装が少々疲れてきている、ヘッドライトがないのはなんとかしてほしい。






テンダにも大穴があいている。






キャブ窓にはものものしい金網、キャブ下部には九州の9600に良く見られた点検穴。


画面の左手が若松駅、かつてこの場所には機関区、貨物駅がありレールがところ狭しと敷かれていた。


9600の後ろには立派な操車場跡の記念碑。


案内看板も設置されている。


若松駅の道を挟んだ向いにはD6022の動輪が展示されている。
台座にはナンバープレートがはめ込まれていたそうだがご覧の通り。


以下は2016年10月16日撮影

7年間整備されず荒廃が進んでいた。


すぐ後ろに集合住宅があり、整備時の騒音など難しい問題もあるのかもしれない。


テンダも腐食が進んでいる。








テンダの裾にも穴、これでは吊り上げると崩壊してしまうかもしれない。

ここまで放置状態になっているものの、整備をしようという動きはあると聞いています。
無人駅になって往年の活気を感じることもない若松駅周辺ですが、門司港地区にも劣らない歴史的建造物も多数見られます。
観光の拠点にもなる駅前のシンボルとして活用されてゆくよう願っています。


この場所の地図

若松駅横にはセム1000が保存されている。

19633履歴
レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用
1917-11 川崎重工兵庫工場 製番323
1917-11-12使用開始 中部局配属
1933-6-30現在 中津川
1955-8-1現在 若松
1972-12-26休車
1973-3-4(3-14?)廃車 若松
1973-8-14貸与
1973-10 白山1丁目公園に保存
1989-10 保存場所移転
2019-11 北九州市が無償譲渡をすると発表
2020-2譲渡先発表
2024-4一部を残し解体

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