1906年(明治39年)製造の木造4輪2等車、1933年払い下げられ私設図書館の青山文庫閲覧室として使われてきた。
1968年国鉄に返却、多度津工場で復元工事を行い準鉄道記念物に指定され工場内で展示された。
2021年に再び佐川町に譲渡され、展示館うえまち駅に保存された。
撮影日 2023年2月18日
木造客車が戦後までその姿を維持していたのは管理者、住民、利用者の愛着があったからだろう。
多度津工場に設置されていた案内看板。
1972年(昭和47年)の鉄道100年記念事業として復元工事がはじまったが完成は2年後になった。
準鉄道記念物のポールも多度津工場から移設。
館内はヒキがなく超広角レンズが必要。
車輪は松葉スポーク。
多度津工場の検査表記は国鉄仕様。
二等車らしい深々としたシート、車両中央にトイレ、洗面所がある。
網棚金具にも意匠が施されている。
洗面台は現役時のまま、蛇口のデザインが素晴らしい。
うえまち駅、客車の1/20模型。
うえまち館の隣には旧須崎警察佐川分署から青山文庫となった建物の一部が移設されている。
館内には汽車閲覧室時代の写真。
この場所の地図
マップコード181 575 484*16
佐川駅より徒歩10分ほど。
高知方面から土讃線を行くと西佐川駅が佐川駅の前にあり、
西からカーブして佐川駅に至るように路線がしかれている。
そのため駅で降り立つと方向感覚がちょっと狂う。
うえまち駅公式ページ
休館日 月曜(祝日の場合は翌日)
開館時間 9:00〜17:00
入館料 無料
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