国鉄高千穂線を引き継ぎ1989年転換した第3セクター高千穂鉄道。
2005年9月台風で鉄橋が流されるなど甚大な被害を出し、復旧を断念、廃線となった。
被害が少なかった高千穂側は2010年観光鉄道として天岩戸駅手前まで再開。
その後日本一高い高千穂橋梁を渡るところまで延長された。
車両はトラクターを改造したスーパーカートを運行。
高千穂構内に保存されているTR-202による運転体験も行われている。
撮影日 2023年10月22日
スーパーカートは2010年運行開始、動力車は当初は軽トラ改造だった。
2023年訪問時は5代目でトラクター改造、グランドスーパーカートを名乗る。
高千穂駅ホーム、2両の客車を前後の動力車で挟む編成。
動力車は高千穂鉄道の気動車をイメージした塗装。
2両の客車は無蓋車そのもの。
スタッフ皆さんに盛大に見送られて発車。
トンネル通過時の光の演出。
この手の仕掛けはトンネルにLEDライトを設置するのが一般的だろうが
ここでは機関車上の投光器(下部中央)を使用、廉価で演出している。
前方に見える特徴ある山容は釣鐘山?
天岩戸駅跡を通過。
待合室には当時の時刻表が残っていて現役の駅にしか見えない。
天岩戸駅の先は高さ日本一の高千穂橋梁。
橋の手前に扉があり乗務員さんが開閉する。
橋梁中央でしばらく停車、さすがに下を見るとぞくぞくする。
乗務員さんのシャボン玉演出、お金をかけずアイデアで楽しませる姿勢は素晴らしい。
高千穂橋梁を渡った先のトンネル手前で折り返し。
この先は高千穂町から日之影町になるが、ゆくゆくは日之影までの運行を目指しているという。
この
高千穂駅に戻ってくると駅手前でTR-202の運転体験とすれ違い。
次の便はレールカートとTR-202が並走。
鉄道車両が走る運転体験用線のほうが枕木が多く、バラストも厚い。
天気もよくどの列車も満員だった。
体験運転線の先に蒸気機関車形(?)の2代目スーパーカートなどが留置されていた。
この車両は三江線廃線跡での運行実験に貸し出された。
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