育英高専パリメトロA-330

杉並区井草の育英高専(現サレジオ高専)キャンパスでカフェテリアとして利用されていたパリメトロ。
かつて高島屋二子玉川店で展示された車体を移設したもの。(注 これとは別物のようです、ページ末尾の追記参照。)


「東京電車道」玉電80系さんのご招待で文化祭にお邪魔した折のスナップ。

撮影日 2004年10月30日


幅も長さも路面電車なみの小さな車体。足回りはありません。


3扉両開きの車体ですが中扉は閉め切られています。


車内は木製のクロスシートですが、これはオリジナルなのでしょうか?


扉の上には路線図。


貫通扉のマークはパリ市交通局でしょうか。


妻板に残る案内表記と非常用ブザー?
フランス語は全く分かりませんので・・・


こちらが運転台側、運転台は倉庫になってしまい、
機器などは見られませんでした。


育英高専は2005年春に多摩に移転したので、このパリメトロも見納めとなりました。
ちなみに玉電80系さんによると
「私は弁当組みなのであまり食べに行く機会はないのですが、一昨年辺りから営業時間が短くなり開いている日も減ってきています…。ここでは主にスパゲティなどが食べれますがその日によって味付けがまちまちでなんともいえません。(苦笑)」とのことです。

パリメトロのその後について佐藤さんの「電車小僧の掲示板」に玉電80系さんがレポートされました。
ご承認いただけましたので一部転載させていただきます。
記事・画像ご提供 玉電80系さん


2005年2月5日 昨日の登校日でメトロの屋根と併設していた調理場の解体が始まっていました。
屋根の無いメトロ、めったに見れない光景ですがこれが最後なんでしょうね…。
中もテーブルやら椅子やらで入れる状態じゃありません…。
明日ロッカーを引き取りに学校へ行くのでどうなっているか心配です。
正門付近は既に解体が始まっています。


反対側からです。今まで屋根があってなかなか写真が撮り辛い状況でしたが、
屋根がないとこんな感じなんですね…。
ただクラブハウスの下は木があったりすでに京王運輸の車や荷物があって
撮り辛いことには変わりはありませんでした…。



3月22日 メトロの引き取り先が決まったとの情報が入りました。
その件の真偽を確かめるべく2月8日に学校へ行き、電気科のメトロに詳しい教員がいるので尋ねてみました。
引き取り先が既に決まっていたそうで、なんでも運転台付近と床下機器類のある中央部、
そして学食側の連結器付近の3つに切断した後、トラックに載せて移転するというものです。
肝心の引き取り先ですが、運転台付近と連結器付近が福生の個人宅へ、
中央部はまた別の引き取り先が決まったようです。
福生の個人宅はメトロに詳しい電気科の教員の知り合いの方で、
運転台付近と連結器付近を繋ぎ合わせてレストアするそうです。
中央部に関してはどのようになるかは分かりません。

保存は決まったものの、機器類の保存が主で現役当時のままの車内などはもう見ることはできません…。


2008年10月追記

musashimarumaruさんから新たな情報をいただきました。
Blog「古い記憶の中の駅を探して」に東福生に置かれている2008年9月の状況が掲載されています。
またかつて設置されていた高島屋に問い合わせたところ
S47年9月に展示されたという資料が残っていたとの回答をいただいたそうです。


2008年11月追記

高島屋二子玉川店に展示された、と記載しておりましたが、当時の様子が鉄道ファン誌1973年7月号の記事
大塚和之氏「パリ・メトロの郷愁」に掲載されていました。
それによると二子玉川に展示された車両はA−1010、赤い塗装の1等中間車です。
育英高専にあったものと同年代のパリメトロ最初期の車両ですが、運転台がないなど明らかに異なります。
ではこの育英高専にあった車体はいつ日本に来たものか、謎のままです。


移転後の様子はこちら

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