宇奈月駅ホーム横には1957年製凸形のEDS13が停車中。
箱型のEDMの前の主力機だが、現役はこの1両のみとなった。
箱形車体に更新されたED17の車体、台車を転用という複雑な履歴を持つ。
小さな車両限界のためキャブ内の上下寸法を確保するため車体中央部が下がっている独特の+形だ。
EDM32、後には貨物ホームのガントリークレーンが見える。
黒部峡谷鉄道の機関車はEDM、EDRという独自の形式を持っている。
元はEDを名乗っていたが1990年より歯車比の変更を行い自重も増加して新形式EDMとなった。
EDM31とこのEDM32は当初からEDMとして登場した。
EDRは1993年より電動機出力をUPさせた形式で、凸形のED17からの改造、箱形EDからの改造、
EDMからの再改造、新製EDR33など多彩な前歴をもつ、Rはrenewalらしい。
長編成列車は重連牽引となるが、EDMどうし、EDRどうしで運用されている模様。
モーターカー保線車2と折り返し出庫を待つEHR101。
EHRは重連用ジャンパ管がないので前面がすっきりして見える。
元は1974年に凸形機ED15、16を種車として改造されたEH101+102で、私鉄唯一のEH機。
国鉄、JRのEH級とは異なり、単独でも運転できるため別番号を持っている。
1993年にEDR同様の改造が行われEHRとなった。
保線車2(これが正式なナンバー)は車籍を持ち貨物列車に併結して運転もされる。
DD22、非電化の黒薙支線や冬季運休時の工事列車などに使用されている。
通常営業車より一回り小さい4輪単車、C車と呼ばれるハフ19。
国内鉄道路線で最小、最短、最軽量の旅客車両。
レール輸送用のオチ2。
汎用貨車オト、トに比べ1mほど長く上部軌道には乗り入れしていない。
大物車シ106、出平に留置してあるオシよりも一回り小さい5t積大物車。
EDM32とEDS13、EDM32は前面窓の出っ張りがなく、ベンチレーターを装備している。
EHR101+102が関電専用混合列車を引いてホームに入線してきた。
急いで駅から出て欅平に向かう列車を狙う。
ドラム缶やゴミ輸送用コンテナ「峡谷美人」など積荷は多彩。
新山彦橋を行く混合列車。
宇奈月に到着する上り旅客列車。先頭は全面窓の出っ張りのないタイプ。
入れ違いに最終下り関電専用列車が保線車2を引き連れて発車していった。
宇奈月駅横の記念撮影コーナー、鉄橋上を行く電気機関車に開放形客車はなかなか実感的。
宇奈月駅前の黒部川電気記念館前には開業当時から活躍したL形のEB5が保存されている。
車両データなど下記を参考にいたしました。
黒部峡谷鉄道オフィシャルサイト
トロッコ車両カタログのページには機関車から貨車まで車両紹介が掲載されています。
くろてつふぁん〜黒部峡谷鉄道を追って
さろし様のサイト、なぜか鉄道ファンの間でもあまり話題に出ない黒部峡谷鉄道について
路線、車両など趣味的視点で調査、研究されています。
見分けの付きにくいこの鉄道の機関車の個体差研究など本ページ作成にあたり大変助かりました。
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