レールバスで有名だった南部縦貫鉄道、1997年に休止、2002年に廃止されたが
終点七戸の車庫には車両が保管され休止後も時折車両展示イベントを行っていた。
廃止後も会社と南部縦貫鉄道レールバス愛好会の手により大切に保管され、体験乗車を行うイベントが行われている。
2011年1月からは七戸町観光協会により毎日車庫公開が行われているが、2012年3月末で終了の予定。
撮影日 2011年11月12日
当時のままの駅構内の車庫、入り口にはレールバス公開のポスター、庫内にはキハ104が見える。
休止時の全車両、レールバスキハ101、102、元国鉄キハ10のキハ104、
45t凸形機D451、25tL形機DC251、除雪用モーターカーDB11の6両が保管されている。
車庫内は余裕がなく撮影には超広角レンズが必要。
キハ101
キハ102
キハ104と連結しているが、レールバスの小ささを改めて実感する。
社紋、社名、ナンバーはペイントではなく切り出し文字だった。
キハ102の正面窓から室内を撮影。
キハ104、南部縦貫には何度か訪問しているがこの車にはついぞお目にかかれなかった。
キハ104の社章、ナンバーなどはペイントだった。
D451
開業時には旅客用車両はレールバス2両だったが、貨物用には45t機が用意された。
砂鉄輸送と見込んでのことだったが計画は撤回され以後農産物中心の一往復の貨物列車に使用されていた。
下のDC251入線までは1両の機関車しかいなかったのだが、検査時などどうしていたのだろう。
形式はDDではなくD、製造年月日をペイントしてあるのは珍しい。
羽後交通から来たDC251。
ラッセルヘッドと付けたモーターカーDB11。
入線当初は機械扱いだったが、後に車籍を与えられた。
軌道自転車も置かれていた。
車両たちが眠る車庫と現役時のままのホーム。
腕木式信号機も立っている。
本社も入っていた七戸駅舎。
イベント用のミニレールバス?
駅舎内には通票閉塞器、時刻表などが展示されている。
時刻表は平成8年3月30日、廃止前年のもの。
中間駅の時刻表、カンテラなど。
駅入り口にはいまでも七戸駅の表示が残っている。
構内に続く農業倉庫脇には冷蔵車のダルマさん。
向かい側にもずらりと並んでいる。
ワム、ワラの倉庫はよく見かけるが、レムはそうとう珍しいのではなかろうか。
この場所の地図
十和田観光電鉄バス七戸案内所から徒歩10分ほど。
南部縦貫鉄道1976年3月の様子はこちら
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