東急車輛工場の保存車
デハ5201・デハ7052

京浜急行金沢八景〜金沢文庫の西側に広がる工場の中に、会社制定産業遺産として保存。
通常は非公開だが、見学会に参加する機会を持てた。許可を得て撮影。
撮影日 2010年8月


日本最初のステンレスボディの電車。その外観から「湯たんぽ」とファンから呼ばれた。


東急で廃車後は傍系の上田交通に5000系とともに譲渡された。
1編成しかない異端車をわざわざ送り込んだのは将来東急が引き取るため?と言われたが、その通りに戻ってきた。


ヘッドライトが2灯化されドア窓が小さくなった以外は原型とさほど変わらない姿をしている。


台車は5000系と同じ直角カルダンのTS301。

 
妻面には上田交通時代の下之郷の検査表記と産業遺産指定の銘板。




上田電鉄下之郷のクハ5251倉庫はこちら


地下鉄日比谷線直通用として登場したが、なぜか案内看板にはその記載がない。


製造コストを抑えるため単一カーブとなった屋根はその後の東急の形式では採用されなかった。


ディスクブレーキの円盤が外側についたパイオニア3(ローマ数字)台車。


連結面は広幅貫通路。




産業遺産としてこの後閉園した佐久間レールパークから新幹線21−2023の前頭部が移設された。
他にも工場内では伊豆急クモハ101が保管されており、公道から屋根の一部を見ることができる。
長く保管されてきたデハ3499は2010年に譲渡され群馬県に移転、公開に向けて整備中とのこと。

2014年8月追記
伊豆急クモハ101は2011年に解体、動態復活したクモハ103に一部部品を転用。

JR東日本への。経営移管を前にしての2012年2月の最後の公開の様子はこちら


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