|
当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。 ここに謹んでご通知申し上げます。 当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、 保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。 |
銚子電鉄のマスコット、小型凸電デキ3の誕生90周年を記念して仲ノ町でイベントが行われた。
撮影日 2012年4月7日

18きっぷで出かけるので高円寺5:47発で、スカイツリーが朝焼けに浮かんでいました。

銚子から仲ノ町まで一駅歩き、構内にはロープが張ってあります。

留置線のデハ2002+クハ2502のイオン編成には「高尾山口」の行先票。

反対側はこの時点ではなにも入れてありませんでした。

仲ノ町車庫の入り口には「デキ3誕生90周年 復刻昭和の赤い電車記念イベント」のタテ看板。
赤い電車は1002の丸の内線方南町支線塗装ですが、会場には展示されず運用についていました。

本日の主役のデキ3はポール姿に戻されて、特製のヘッドマークが付けられました。

ポールよりも短い車体。

正面からだと良く分かりません。

こんなカットも。
なんでもこのポール、以前使われていたものを保管していたとか、よく残しておいたものです。

会場では部品販売コーナーも。
デキ3に付けられているマークも3万円で並んでいますが、これ売れたようです。
帰りの電車の中で正方形のダンボールになにか挟んでいるようなもの持った人見かけましたが、あれがそうだったのかも。

テントでは各種記念きっぷやグッズ、焼きソバの販売。
この焼きソバ、ソースが独特の醤油味でひょっとしたら??

なんの説明もなく設置されていた1000形ホーン体験コーナー。
下のペタルを踏むと営団時代からのぽーというホーンが鳴ります。

クハ2502車内ではデキ3の写真展と記念切符や昔の各種案内などを展示。

デキ3の兄弟機、海外のAEGの機関車たちも紹介されていました。

車内の吊り手はこんなのもありました。

デハ2002車内では銚子電鉄のNゲージ模型を運転。
まだ幼稚園にも行かないような小さな子供がこの駅見て「とがわえき〜」と言ったのにはびっくりしました。

鉄道コレクションを塗り替えた1002丸の内線塗装の模型も快走。
後ろに本物が見えています。

1002が外川に向うところを車庫の端から。
この場所は通常では立ち入り禁止のところ、イベントで開放されたので撮れるアングルです。

2002と並んだところを。

イベントの目玉のひとつ、デキ3との綱引き。
準備のために短い距離ですがポールを立てて自走しました。
職員さんが綱をデキに結んでいます。

綱引きは子供5人でスタート、いきなり動いたらどうしようという声もありましたが、小さくとも機関車、びくとも動きませんでした。
この後大人数人が加わってやっと動きました。

午後になってこちら側に日が回りました。

午後のイベント、デキ3をピット下から見学。
ヘルメットを被って一人ひとりピットにもぐってゆきました。なかなかの人気で行列は途切れず続いていました。

とりあえすこんなアングルで一枚。

そろそろ日も傾いてきました。

デハ2002はいつのまにか「初茜」のヘッドマークに。
側面の方向幕も時々動かして普段表示しない幕を出していたそうです。

ピット上から移動するので結んであったポール紐を解いて

ポールを架線に

時折スパークを出しながらゆっくりと走行。

展示場所ではもう一度ポール回し。
イベントが終わって車庫内に戻すときは自走せず、人力で押し込んだそうです。

そろそろ仲ノ町を後にすることに。

銚子駅で発車を待っていたしおさい255系は扉際に千葉各地のキャラクターなどがラッピングされていました。

御宿のエビアミーゴ

一宮のいっちゃん
いろいろありますね。
デキ3誕生80周年記念イベントは外川まで電車の後ろに連結、回送され、本線上での走行も披露しましたが、
車籍はあるものの検査切れで安全管理が厳しくなった昨今では本線走行はもう望めないのかもしれません。
が、10年後、100周年という大きな節目にはどんなイベントが行われるか、期待しましょう。
それまで銚子電鉄が元気で走っていることを信じて。
| TOP | 私鉄を訪ねて | 掲示板 |