国鉄払い下げ車でまかなわれていた戦後の西武鉄道に1954年初の新車として登場した湘南顔。
最初は17m級のモハに20m級のサハをはさむ編成だったが、1957年製からモハも20m級となり
初期の17m級はモハ411に改番、後にクモハ351に再度改番した。
最後は多摩湖線で運用され1990年に廃車、しばらく保管の後1996年横瀬に移動、
1998年登場時の塗装、番号に復刻された。
撮影日 2005年10月5日
茶色と黄色の赤電以前の塗装。
2枚窓の湘南顔は各地に登場したが、鼻筋がとおった元祖湘南顔は案外少ない。
以下は2017年11月11日撮影
案内看板の表記は後半は2代目20m級のモハ501のことを記しており、ちょっと紛らわしい。
展示線は架線が撤去されていたが、パンタを上げていた。
前面行先板がなかったのが残念。
車体は新車のようなつやで隣の車両が写っている。
台車は登場時は国鉄払い下げTR25Aだが、後に2代目501形に譲り一世代前のTR14に履き替えた。
以下は2022年10月16日撮影
コロナ禍で3年ぶりに開催された横瀬公開。
モハ505は横瀬ヤードの西方に1両だけぽつんと離れて展示、横瀬駅ホームより撮影。
ホームの反対側、入場口の手前から。
鼻筋の通った前面、腰部だけでなくオデコもカーブで塗分けられた金太郎塗装。
本家国鉄クハ86がいない現在、正統湘南顔を伝える存在。
バンザイ姿勢で妻面窓から撮影、ポスターも引退当時のもののようだ。
西武鉄道横瀬車両基地の保存車メニューへ
西武鉄道メニューへ
TOP | 保存車メニュー全国 | 保存車メニュー北関東 | 掲示板 |