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当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。 ここに謹んでご通知申し上げます。 当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、 保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。 |


黒柳さんの自伝「窓際のトットちゃん」の挿画にいわさきちひろさんの絵を使った縁で
ちひろ美術館にトットちゃん広場が開設された。


トットちゃんの通ったトモヱ学園電車の教室は省線木造車のようで、写真でもダブルルーフが分かる。
旧形車で雰囲気が似ているので引き取られたのだろうか。

デハニ201

鋼製が銅製になってしかもご丁寧にルビも付いている。

横型碍子の大型パンタをかざしたオールドタイマー。


車内はシート、つり手が撤去され、教室が再現されている。

卓上の小物もトットちゃん本文に登場するものなど、細部も再現。

運転台はそのままのようだ。

運転台にあった「永久保存車」の看板。502とあるので、本車ではなく、
同じく須坂から小布施で保存されていた電気機関車502のものだろう。
両者とも長電生抜きで保存されたものの、その場所から追い出され別の保存場所に移転した。

運転台仕切りの補助具も優雅な形。

形式表記は車体端のみ。

客用ドアはHゴム化しているが、それ以外は大きな外観の改造はなく、製造当時の姿を保っているように見える。

汽車会社製ボールドウインタイプ台車、床下には半鋼製車だがトラス棒を装備。


モハ604

深い屋根が特徴の西武、阪急などに同形車がいる全鋼製川造形。


表記はモハだが、1981年長電から上田交通へ譲渡され、電装解除された。
1986年上田交通で廃車の後長電に返却、電車のひろばに保存されたがパンタは復元されなかった。

車内は図書室になっている、訪問日は真夏で冷房がないためか車内公開はしていなかった。



深い屋根、ドア上と正面の水切り、小さめの窓などが川造形の特徴。
リベットの並ぶ車体にHゴムの扉がここだけのっぺりして浮いた感じだ。

川崎造船製ボールドウインタイプの台車。床下の電装品も復元されていなようだ。


公園入口のトモヱの講堂、室内には電車の教室の写真が展示されている。

この場所の地図
信濃松川駅前観光案内所のレンタサイクル利用が便利。
バスは穂高駅から安曇野周遊バス、信濃大町から周遊バス「ぐるりん号」が利用できるが、
いずれも運転日限定、シーズンオフの平日と冬季は運休。
安曇野ちひろ美術館公式サイト
休園日があります、訪問の際は事前の確認をお勧めします。
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