近鉄吉野線 1981・2
その1 六田〜越部

狭軌路線の吉野線には国鉄直通貨物輸送が行われていた。
近鉄のデコイチ丸窓電機を見に行った。まずは車庫のある六田へ。
撮影日 1981年2月10日


六田は吉野線の前身吉野軽便鉄道が終着駅の初代吉野駅として開業、そのため車庫、貨物ホームなどを持っている。


関西私鉄らしい「回」表示の6043。


吉野線の貨物列車は六田を基地に吉野口まで一往復、月に数回橿原神宮前まで運転していた。


デ63とデ51。デ63は大阪鉄道が導入したボールドウィンタイプ、三菱造船/ウェスチングハウスの35t機。


側面に丸窓が並ぶデ51、1929年川崎車両製、吉野鉄道以来の吉野線のヌシ。


ヨーロピアンスタイルな前面形状。
2両製造されたが、デ52は1975年に廃車、デ51のみ一日一往復の貨物列車を牽いていた。


六田〜越部、貨物を撮影するべく移動、すっきりと見渡せるなかなかの撮影地、現在はどうなっているだろう。


冷房化した6017先頭の吉野行き。




吉野行き16000系特急、当時南大阪・吉野線特急は16000系のみだった。






阿部野橋行きモ16008先頭の4連特急、16000系はこの編成のみ4連だった。


12レ、デ51がワフ1両を牽いてやってきた。


ワフ9856はワフながら両側デッキ、車長もあり小さく横書きの近畿に続けて縦書きで日本鉄道のレタリング、さすが大近鉄。




貨物列車は下市口で1時間停車するので、後続電車で追いかけた。


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