鹿島臨海鉄道訪問の後、神栖から銚子行きのバスに乗り銚子電鉄に向かった。
着いたときはもう夕暮れ近く、仲ノ町の車庫でスナップしただけだった。
撮影日 1983年11月21日
近江鉄道から来たデハ701。
銚子電鉄移籍にあたり両運転台化されたため、前後でお顔が違っている。
近江鉄道時代のモハ51→デハ701。
1977年3月25日 彦根
上田丸子電鉄からやってきた11m級の小形車、デハ501。
犬吠駅で案内所として使われていたが2012年7月解体された。
こちらも11m級の小形車デハ101。
鉄道線車両としては珍しいビューゲルを付けている。
台車も独特の天野工場製。2006年現在笠上黒生駅構内に廃車留置中。
デハ701同様近江鉄道からやってきたデハ702。当時の銚子電鉄の最新鋭車。
デハ701、702の登場により2軸単車ハフ1、2の運用はなくなった。
仲ノ町を出発して銚子に向かうデハ702。
行き先札は銚子側のみに掲示している。
近江鉄道時代のモハ52→デハ702。
1977年3月25日 彦根
銚子電鉄のマスコット、ドイツAEG製のデキ3。
全長よりも全高が高い愛嬌あるスタイル。
2006年11月、銚子電鉄公式サイトに前代未聞のお願いが掲示された。
緊急報告
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。
銚子電鉄商品購入と電車ご利用のお願い
拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、弊社鉄道事業並びにぬれ煎餅事業に対して、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、早速ではございますが、弊社は現在非常に厳しい経営状態にあり、鉄道の安全確保対策に、日々困窮している状況です。 年末を迎え、毎年度下期に行う鉄道車両の検査(法定検査)が、資金の不足により発注できない状況に陥っております。このままでは、元旦の輸送に支障をきたすばかりか、年明け早々に車両が不足し、現行ダイヤでの運行ができないことも予測されます。 社員一同、このような事態を避けるため、安全運行確保に向けた取り組むことはもちろんですが、資金調達の為にぬれ煎餅の販売にも担当の領域を超えて、取り組む所存でおりますので、ぬれ煎餅や銚子電鉄グッズの購入、日頃の当社電車の利用にご協力を賜りたく、お願い申し上げる次第でございます。
敬具
平成18年11月 吉日
銚子電気鉄道株式会社 代表取締役社長 小川 文雄
銚子電気鉄道労働組合 執行委員長 常陸谷恭弘
従業員一同
このお願いが掲示されるや全国から煎餅、鉄道グッズの注文が相次ぎ、
10日間ほどで10000を超えるオーダーとなりついに11月27日にはオンラインショップが一時休止となった。
この間11月25日には関東運輸局より鉄道事業の改善命令が発せられ、
設備改善も待ったなしの状況となっている。
銚子電鉄は鉄道事業だけでは赤字だが、ぬれ煎餅など関連事業を含めると収支はトントンであったが
前社長の業務上横領による債務も背負わされたという背景がある。
銚子電鉄がこの苦境を乗り越え、電車を走り続けるために地元の方々中心に
「銚子電鉄の安全な運行を支援し、その運行維持の為に支援することを目的とした市民による団体」
銚子電鉄サポーターズも結成された。
ぜひ銚子を訪問して電車に乗って、煎餅など購入して欲しい。
銚子電鉄K次長によるBlogもぜひ読んでみてください。
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