ペルシア湾通信
2004年6月5日
チェロキー完成
ジープチェロキーの「更新改造T」が完成しました。
作業開始の頃の写真は添付出来ましたが、
完成した写真を添付しようとしたら通信速度が低下して駄目です。
しかし、これらの写真の中でも、この島では10年でクルマが
錆穴だらけになるのがお分り頂けると思います。
今は元通りの新車になりました。
バンパー、モール類、ライト類、ガラス、内装を全て取り外して穴の開いた鉄板は全て手叩きで作り直しました。
こんな修理を日本でやったら幾ら掛かるでしょうね?
このクルマはイラクとの国境付近でイザコザが発生した際のイラン軍の分捕り品です。
1992年にマツダ929(広島ベンツと呼ばれたルーチェ)と一緒にほぼ新車で買いました。
中東仕様なのでエアコンはありますがヒーターが付いていません。
日本向けのチェロキーは全てV8エンジンでフル装備ですが、これは廉価版で6気筒の4速です。
それでもパワステ、エアコン、パワーウィンドウなどの必要かつ充分な装備は付いています。
この国には密輸品と並んでこーゆーワイルドな前歴を持った品物が平然とマーケットに並んでいます。
何しろイラン航空の飛行機のうちの何機かもこのようなイラクからの「分捕り品」ですからね。