ペルシア湾通信
2004年7月16日
昨日
写真1、これって「ゼッケン7番のウルトラマン選手」なのかなあ?ちゃんと大人用です。
毛むくじゃらのイラン人が着てるとこを想像すると愉快ですね。
写真2、毎日相変わらず風が強くて船も危ないのでまだバンダラアボスに行けません。
現場のクレーンも風に煽られて危険です。
写真3、は本土の専門業者が建設中のモスク。
基礎はウチの生コンを使ってますが、それ以外は何百年も続いた伝統的な建築法で造られています。
ここまでで8年かかってます。細かい煉瓦で微妙で優美なカーブを出してますね。
コンクリートの型枠じゃあ、規格品を大量に生産する場合以外は、こーゆーのは出来ません。
この上に美しい手描き模様のタイルを貼っていきます。まあ、イスラム美術の極致ですね。
この柱を使わずにドームやアーチで広い空間を生み出す伝統的建築法は、
重ければ重いほど安定するわけで、地震国の日本では絶対に考えられない建物です。
写真4、気温50度の砂漠を行く「産直スイカ」を満載した日産ジュニアトラック。
本土の農家が自ら収穫したものをこうやって八百屋に売りに来ます。
この炎天下では積荷のスイカも100度近くなってるんじゃないかなあ?それで美味しいのかなあ?
前にみのもんたがスイカかモモは食べる前に暑い部屋に置くと甘くなるって言ってなかったかなあ?
写真5、街中の建設現場におけるベンツ製7㎥と9㎥ミキサー。
これ、HOスケールで模型になってないかなあ?欲しいなあ。JJドイツさん、知りません?
実は左の緑の7㎥ミキサーをドバイで買ってこっちに持ってくる時にドラムの中に
10ダースの缶ビールとジョニ赤1ダース(ジョニ黒って言ったのに騙された!)を入れてきたんですよ。
税関検査で見つからないように逆転レバーを外してきました。
ところが、ケシュムで通関が終わって工場に運び込んでドラムを逆転させて出そうとしたら、
箱ごと出口を通り越して上の遮蔽板とドラムの間に挟まって押し潰されちゃったんですよ!
結局ウィスキーは無事でしたが、ビールは残ったのが9本で
その後3ヶ月くらい思い出しては落ち込んでました。トホホホホ・・・・
その模様は全てビデオに撮ってあるんですけど、あの時はドラムに挟まった箱を取り出して
穴の開いた缶から噴き出したり残っているビールを「もったいない!」の一心で炎天下で残すまいと
必死に飲んだためにやたらと酔いが回って参りました。
浅ましいと言うか・・・・ 嗚呼、自己嫌悪!
写真6、7、8.これは模型の「塗装台」。エアコンの室外機の上です。
バザールで拾ったボール紙と日本の工作用紙を敷いてありますが、
どちらもこうやって塗料をたっぷりと含んで硬く丈夫になっています。
持つとずっしりと重い感じで、面積の広い、厚いコンクリート壁を表現するには最適です。
いよいよ工作用紙も使い切ってこれ1枚になったので裏面全体にこちらのコーン
フレークの箱をばらしたものを貼って厚みを増し、ボール紙と厚さを合わせました。
これで大塚車庫上屋を作ります。
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