1937年流線形ブームに乗って登場した関西急電用4連の第2編成。
前年登場の第1編成にくらべ窓が大きくなりクリーム・マルーンの明るい塗装となった。
戦後は阪和線から飯田線に移り長く活躍した。
廃車後自社製造でないにもかかわらず日本車輛豊川工場で保管され、佐久間レールパーク開設にあたり移設された。
リニア・鉄道館開館にあたり乗務員ドア撤去、ベンチレーターなどを原型に復元した。
撮影日 2011年10月5日
案内看板に記載がないが、モハ52002・005により1948年戦後復興期に高速度試験が行われ
当時の電車最高速度119km/hを記録、その後の湘南電車から151系、新幹線と続く技術の基礎となった。
ノーシル・ノーヘッダー・張り上げ屋根・床下スカートのスマートな車体。
茶色一色の省線電車のなかにあって明るいツートンカラーは文字通りピカイチの存在だっただろう。
在来線最高速度記録をもつ381系と並んでいるが、残念ながら両車とも案内板にその記載はない。
運転台は広いが登場時は乗務員ドアが無かったため、客扱い上で問題が多かったという。
佐久間レールパーク時代に手が付けられなかったベンチレーターもガーランド形に復元された。
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