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当サイト「汽車・電車1971〜」主宰のTADA氏が、2025年9月23日に逝去されました。 ここに謹んでご通知申し上げます。 当面の間、掲示板 への書き込みをできるようにいたしますので、 保存車活動に特に熱心だった氏へ、皆様からお言葉等お寄せいただければ幸いです。 |
| D51 827 |
中央西線電化時にさよなら列車を牽引、廃車後は愛知県の個人に譲渡され保管庫の中で眠り続けていた。
数年前から有志による整備が行われ、もう一度走らせたいというオーナーさんの強い希望が実り
鉄道車両輸送を行うアチハの手で有田川鉄道公園に移設、空気式動態復元が行われた。
撮影日 2017年8月26日
2020年10月追記
D51827とワフは2020年11月から直江津に貸し出されると報道されました。
3〜5年間の予定とのこと。
2021年4月29日オープンの直江津D51レールパークに移設しました。

体験乗車のスケジュールは不定期で公式フェイスブックで告知される。
この日は午前中4便、午後4便が20分毎に運転された。

公園に着いた時には試運転が始まっていた。

手旗の誘導でゆっくりと走る。

走る姿を見てあの狭い保管庫の中から、よくぞここまでと思った。

区名板は「有」


交流館前で一時停車。

私道の踏切もある。

100mほど進んで折り返し点でしばらく待機。

庫にいたモーターカーがハイモ180-101を引き連れて動き出した。

D51の後を追って交流館へ。


ハイモをヨの後ろに連結。

モーターカーだけ引き返してきた。


モーターカーは元の庫へ

体験乗車用にハイモが連結されたのかと思ったが。

ハイモを先頭に推進運転で金屋口駅へ。

ハイモを切り離し、モーターカーとハイモの位置を入れ替えるので複雑な動きとなったようだ。

このホームにD51が発着するとは、誰が想像しただろう。

ハイモをホームに残し移動。

コンプレッサーはテンダに積まれているが増炭囲い風にして目立たなくなっている。


乗車のため交流館前で停車。

油で磨かれた下回りは現役機のもの。

11時の一回目運転のチケットが買えたのでさっそく乗車。

金屋口ホームでは撮影タイムが取られる。
金屋口のホームは通常閉鎖しており、入れるのは体験乗車時だけ。



体験乗車2往復目で演出の煙が出た。
汽笛は交流館前発車時に軽く鳴らすだけ、後で聞いたら近隣から苦情があって派手に鳴らせないとか。



交流館前の踏み切りから、機関士側を見られるのはここと金屋口ホーム上だけ。


踏み切りは運行時は閉鎖される、後退していゆくところを許可を得て撮影。
D51827履歴
「機関車表 フル・コンプリート版」沖田佑作氏より引用
1943-6-21 国鉄浜松工場 製番77
名古屋局配属
1943-6-28配置 米原
1946-12-19中津川
1957-8-15借入 稲沢第一
1957-10-9返却
1968-8-31借入 長野
1968-10-24返却
1973-7-9中央西線中津川〜木曽福島電化さよなら列車D51549重連牽引
1973-11-22廃車 中津川
1974-1-25保存 個人譲渡
2017-1 アチハ株式会社へ譲渡
2017-4-16 搬出、有田川鉄道公園で整備
2017-6-25 有田川鉄道公園で空気式動態試験走行
2017-7-23 体験乗車開始
2020-10-30 有田川鉄道公園から直江津に発送
2020-11-28 直江津でお披露目式
2021-4-29 直江津D51レールパーク開園 体験乗車開始
個人保管時代の様子はこちら
直江津移設後はこちら
この場所の地図(移設済)
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有田川町有田川鉄道公園ページ
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