神岡鉄道「おかえりなさい!おくひだ1号」
その1 出発式

2006年に廃止された神岡鉄道は廃止後も観光鉄道として存続を当時の市長が提案したことなどから、線路跡、車両はそのまま残されていた。
終点奥飛騨温泉口を起点にレールマウンテンバイクの運行が始まった。
2016年神岡鉱山口の車庫内に保管されていたKM-101おくひだ1号を奥飛騨温泉口に移設する計画を発表。
春のレールマウンテンバイク営業再開に合わせ神岡鉱山口から奥飛騨温泉口へ復活走行した。
撮影日 2017年4月8日


神岡鉱山口駅入口。


普段は閉ざされたままの駅への扉が開かれた。


すでにおくひだ1号はエンジンをかけ待機していた。
後方の検修庫にはKM-151おくひだ2号とKMDD132も保管されており、レールマウンテンバイクの特別コースで見学できる。


ゆっくりと前進開始。




手動でポイントを切り替え。


ホームへ向かう。




サボも入っていた。


神岡鉄道は国鉄からの転換が早かったため、その後の第3セクター各社と異なり
開業時に用意された2両は台車など国鉄キハ20の発生品を使用した18m車。


猪谷方は無装飾。


廃止時のままの待合室。








出発式までのひととき、車内が公開された。シートなどは国鉄仕様。


神岡鉄道車両のシンボル、いろりコーナー。




運転台は中央、表示灯が点灯、圧力計が作動、まさに生きている状態。




飛騨市長、NPO法人理事長、運転士、車掌、子供駅長たちが並びホームで出発式が始まった。


司会は斉藤雪乃さん。


市長から運転士へマスコンキー、ブレーキハンドルの授与。




続いて車掌へタブレットの授与、これは当時使われていたものだそうです。


子供駅長が勢ぞろい。裃姿のおじさんはNPO法人の理事氏。


長いタイフォンを鳴らしてこども駅長の合図で発車。


歩くのより少々早い程度の速度でゆっくりと走り出した。




駅構内には立山砂防で使用された枕木を敷いた通路。
縁があるのか立山砂防の機関車が奥飛騨温泉口駅前に保存されている。


猪谷方の線路は閉鎖されているが、レールは残り、レールマウンテンバイクの延長も考えられているようだ。


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